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冤罪と裁判 講談社現代新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2012/05/19 |
JAN | 9784062881579 |
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冤罪と裁判
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商品レビュー
4.2
14件のお客様レビュー
真面目に警察官に話せば信じてくれると思っているのは、ただの世間知らずの人間。警察官は最初から相手を犯人としてしかみていない。宇都宮市での支店長によるクレジットカード詐欺事件で宇都宮東警察署に説明したとき、こちらが逆に犯人扱いされているような面接を受けた。あのときは、支店長が既に同...
真面目に警察官に話せば信じてくれると思っているのは、ただの世間知らずの人間。警察官は最初から相手を犯人としてしかみていない。宇都宮市での支店長によるクレジットカード詐欺事件で宇都宮東警察署に説明したとき、こちらが逆に犯人扱いされているような面接を受けた。あのときは、支店長が既に同様の詐欺罪で一度捕まっていた事が判り、こちら側の疑惑は取り払われたので良かったが、これが支店長の再犯で無く、初犯だとしたらこちらが勾留されかねなかった。もう14年前の2007年の事件
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現在の日本の刑事裁判の実態がよく理解できた。自分の知らないところで無実の人が罪に問われている。そういった冤罪を生み出す日本の法律を、早急に見直す必要があるのではないかと多くの冤罪事件事例を通して感じた。 裁判員制度は比較的新しい裁判方式であり、自分が近い将来関わるかもしれない。...
現在の日本の刑事裁判の実態がよく理解できた。自分の知らないところで無実の人が罪に問われている。そういった冤罪を生み出す日本の法律を、早急に見直す必要があるのではないかと多くの冤罪事件事例を通して感じた。 裁判員制度は比較的新しい裁判方式であり、自分が近い将来関わるかもしれない。裁判員は、本書で挙げられた裁判員制度の問題点や改善点を事前に知識として身につけておかないと、被告人を冤罪へと導いてしまう恐れがあると実感した。裁判員制度以外の日本の法律の問題点についてもさらに深堀して学習してみたいと感じた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「疑わしきは被告人の利益に」なっているのか、本当に。 冤罪が大変な問題であることはわかっているのと同時に、しかし、被告人=有罪という間違った印象はなかなか頭から拭い去れない。裁判官が正義を守るためにいると思っていても、それが職業である以上、昇進や職場の人間関係、権力闘争からは逃れられないものなのだと諦める気持ちもある。裁判に参加するならば間違いのないように議論を尽くしたいとは思うが、拘束される時間を鬱陶しいとも感じるし、罰を与える自分に酔ってしまわないかという恐れも感じる。 それでも、やはり正義は守られてほしい。確かな証拠を元に、検挙するための追求ではなく、事実を明らかにするために、警察も検察も裁判官も全力を尽くしてほしい。悪を見逃すことは、正義を求める人にとって、もっとも嫌なことだろうし、許せないことだと思う。でも、罪のない人を有罪にしてしまうことを、それ以上に恐れ、自分に禁じてほしい。 印象はあてにならない。他のところでも聞いたことがあるが、証言はあてにならない。人の記憶は曖昧なもの。いつどんな場所で証言を求められようとも、謙虚でいたい。罰を与えられる立場にいるかぎり、忘れないようにしたい。
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