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逸楽と飽食の古代ローマ 『トリマルキオの饗宴』を読む 講談社学術文庫2112
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2012/05/12 |
JAN | 9784062921121 |
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逸楽と飽食の古代ローマ
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商品レビュー
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2件のお客様レビュー
先日、青柳 正規 氏 による「逸楽と飽食の古代ローマ―『トリマルキオの饗宴』を読む」を読み終えました。 案内によると、本書が扱っている「トリマルキオの饗宴」は、古代ローマ時代の風刺小説「サテュリコン」の最も有名な場面とのこと。主人公のトリマルキオは、成功して財を成した大富豪...
先日、青柳 正規 氏 による「逸楽と飽食の古代ローマ―『トリマルキオの饗宴』を読む」を読み終えました。 案内によると、本書が扱っている「トリマルキオの饗宴」は、古代ローマ時代の風刺小説「サテュリコン」の最も有名な場面とのこと。主人公のトリマルキオは、成功して財を成した大富豪の解放奴隷です。 本書において、著者の青柳氏は、そのトリマルキオが催した饗宴の様子の描写を取り上げて、その背景や意味するところを克明に解説していきます。その内容は、饗宴に供された料理の細かな解説もあれば、トリマルキオの振る舞いから読み解くことのできる当時のローマの世情の説明もあり、とても興味深いものでした。
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古代ローマの風刺小説『サテュリコン』の一節である「トリマルキオの饗宴」を徹底的に解説する本。 成り上がりで大金持ちの解放奴隷であるトルマルキオが開いた豪奢極まる宴会が舞台。招待客エンコルピウスが語り部となり、まさに退廃的というべき宴会の様子が描かれる。 当時の金持ち宴会料理の数々...
古代ローマの風刺小説『サテュリコン』の一節である「トリマルキオの饗宴」を徹底的に解説する本。 成り上がりで大金持ちの解放奴隷であるトルマルキオが開いた豪奢極まる宴会が舞台。招待客エンコルピウスが語り部となり、まさに退廃的というべき宴会の様子が描かれる。 当時の金持ち宴会料理の数々や風俗の様子を文化的背景にまで踏み込んで解説してくれていて興味深い。しかし字を追っているだけでも伝わる胃もたれしそうな料理の連続に、過剰な演出という名の宴会芸、主人・従者・客入り乱れた乱痴気騒ぎと、これはもうエンコルピウスでなくともうんざりしてくる。
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