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ヘヴン 講談社文庫
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ヘヴン 講談社文庫

川上未映子【著】

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ヘヴン 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2012/05/15
JAN 9784062772464

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商品レビュー

3.6

467件のお客様レビュー

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2025/01/18

グリーンピースとかの意識高い系の言ってることがイラッとくるのはなんでかって思うに全くリアルではないというかこんなにも脆い子どもたちが酷い目に遭っているというのにキミらはクジラがどうとかマジどうでもいいこと気にしてて要するに気持ちが通じ合わないってことなんよなぁ。キミらクジラを救う...

グリーンピースとかの意識高い系の言ってることがイラッとくるのはなんでかって思うに全くリアルではないというかこんなにも脆い子どもたちが酷い目に遭っているというのにキミらはクジラがどうとかマジどうでもいいこと気にしてて要するに気持ちが通じ合わないってことなんよなぁ。キミらクジラを救う前に虐めにあっている子どもたちを一人でも助けてみたらどうなんかと。 というわけでとことんイジメを描写し続けるこういう本をたまには読まないとお花畑の住人と呼ばれてしまうからね。このダークな気持ちを忘れないぜ。

Posted by ブクログ

2025/01/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

#ヘヴン #川上未映子 ※微ネタバレ うまく言葉にできないなぁ。 それくらい色んな側面を含んでいて、説明のできないもどかしさを直視させられ続けていた。 主張だけを見れば全員に少しずつ共感するし、 でも苦しみを内側から見ていれば百瀬の主張が成立することが正しいとは言い切りたくはない。 全体で考えればそれはうっすらとした正論なのかもしれないけど、それに頷いて終わり、というのは違和感を持つし、人として心のある意味を問いたくなるような気持ちになる。 なんか複雑な気持ちで、まとまらない。 前半の2人のやり取りや言葉選びがとても美しくて、 2人の魂の美しさと繊細さが文字に出ていて 互いを拠り所にしていたあの時間。 そういったものを感じてからの中盤以降は、 精神的にくるものがあった。 帯の言葉にもあった通り、誰が強く誰が弱いのか。 私としては、自らを選び続けたコジマは強いと言いたい。 だからと言ってそれを「強さ」と一括りにするのはあまりに雑な気がする。ただ闘うために選び取ったもの、 というのも違う気がする。 あんな経験がなければ、コジマはそれを選ばなくても良かったかもしれない。 うまく言えないけど、コジマや主人公がお母さんや医者のような、少しだけ世界を長く生きている大人たちや、似た魂の方を持つ人たちの存在に、少しずつ救われることをただ祈っている。 最後、世界の美しさに立ちすくむ主人公の描写。 それでも世界が続いていく残酷さも感じて、終盤のコジマを思いださずにはいられなかった。 彼らが生きている間に、ヘヴンに辿り着けるといいな。 いや、最後のあの描写はもしかして、いろんな事を考え手術をし、その結果得られた彼にとってのヘヴンなのかもな、ぐるぐる。

Posted by ブクログ

2025/01/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

全部が生々しく、リアルに感じられる。 いじめの描写は特に読んでいて辛かった。 あんなに楽しかったコジマとの時間も、読み進めるごとに変わっていき、主人公の気持ちも、コジマの気持ちも分かって苦しくなった。 何気にお母さんがよかった。最後の方のお母さんとの会話は泣きました。

Posted by ブクログ