
- 中古
- 書籍
- 文庫
- 1225-02-07
森繁の重役読本 新装版 文春文庫

定価 ¥586
330円 定価より256円(43%)おトク
獲得ポイント3P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2012/05/10 |
JAN | 9784167277246 |
- 書籍
- 文庫
森繁の重役読本 新装版
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
森繁の重役読本 新装版
¥330
在庫なし
商品レビュー
3.3
6件のお客様レビュー
脚本向田邦子の言葉を躍動させる森繁久彌の芸をラジオドラマとして聴けなかった私はこの文献から想像してニヤリとする。ちくりと皮肉をこめる生活の機微に日常の喜怒哀楽が見えてくる。"ザワザワする感情" と "平穏" は寄せては返す波のように繰り返す...
脚本向田邦子の言葉を躍動させる森繁久彌の芸をラジオドラマとして聴けなかった私はこの文献から想像してニヤリとする。ちくりと皮肉をこめる生活の機微に日常の喜怒哀楽が見えてくる。"ザワザワする感情" と "平穏" は寄せては返す波のように繰り返す、そこに生きている実感がある。この描写を向田邦子はさらりとこなす。うまい。
Posted by
「向田邦子」のラジオエッセイ台本『森繁の重役読本』を読みました。 『冬の運動会』に続き「向田邦子」作品です。 -----story------------- この本は、作「向田邦子」、朗読「森繁久弥」の名コンビで2448回も続いたラジオエッセイの台本から選んで再編集したもので...
「向田邦子」のラジオエッセイ台本『森繁の重役読本』を読みました。 『冬の運動会』に続き「向田邦子」作品です。 -----story------------- この本は、作「向田邦子」、朗読「森繁久弥」の名コンビで2448回も続いたラジオエッセイの台本から選んで再編集したものである。 その台本は散逸して永らく所在不明だったが、最近「森繁」氏が大半を保存されていることが分った。 これは「向田邦子」のデビュー作であり、後に名作とよばれた小説やエッセイの種が各所に散りばめられている。 ----------------------- 僅か5分の番組ですが、7年間(1962年3月5日~1969年4月19日)も続いた長寿番組のシナリオ台本だけに、小気味良いテンポのエッセイとなっていて、とても読みやすかったですねぇ。 もの哀しく、ちょっと面白いお父さんや中年おじさん… 猛妻の尻に敷かれ子供らに疎んじられる「中年男の悲哀」を、うま~く表現してあります。 でも、あくまでも台本は台本… 「森繁久弥」の朗読の方が、もっともっと愉しめたんでしょうね。 ラジオで聴きたかったなぁ… と思いました。 以前、仕事で外出することが多かった頃は、後継番組(多分?)の『小沢昭一の小沢昭一的こころ』は良く聴いていたんですけどね。 本作品は「向田邦子」の実質的なデビュー作とのこと。 さすがだなぁ… って、感じですね。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
再読。森繁久彌が朗読し2448回続いた5分間のラジオエッセイの台本の一部。同じキャラクターでよくもこれだけたくさんの台本を書けるものだと驚く。新聞の4コマ漫画のように登場人物の言動に安定感があり、それでいて飽きさせない面白さ。読み進むにつれて重役さんに愛着がわいてくる。これがデビュー作だとは。
Posted by