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パリジェンヌ流今を楽しむ!自分革命 河出文庫
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パリジェンヌ流今を楽しむ!自分革命 河出文庫

ドラトーザン【著】

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パリジェンヌ流今を楽しむ!自分革命 河出文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2012/05/09
JAN 9784309463735

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商品レビュー

4.5

2件のお客様レビュー

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2017/10/19

面白かったです。全てを取り入れるのはわたしには難しいと思いますが、取り入れたい生き方・考え方もありました。未来はどうなるかわからないから、今を大事に幸せに、ってそうだなぁ。自立して自由に生きるために、これからもがんばります。…って、がんばる、という考え方も日本みたいですが。パリジ...

面白かったです。全てを取り入れるのはわたしには難しいと思いますが、取り入れたい生き方・考え方もありました。未来はどうなるかわからないから、今を大事に幸せに、ってそうだなぁ。自立して自由に生きるために、これからもがんばります。…って、がんばる、という考え方も日本みたいですが。パリジェンヌ、素敵。

Posted by ブクログ

2012/05/19

ドラの書く日本語は誠に歯切れがいい。 書き出しはこうだ。 「パリジェンヌの辞書には『我慢』という言葉がありません。だから、『将来のために今は我慢の時期』なんて考えたりはしないのです」 「吾輩の辞書に『不可能』という文字はない」と豪語したのは、仏皇帝ナポレオンだ。けれど和仏...

ドラの書く日本語は誠に歯切れがいい。 書き出しはこうだ。 「パリジェンヌの辞書には『我慢』という言葉がありません。だから、『将来のために今は我慢の時期』なんて考えたりはしないのです」 「吾輩の辞書に『不可能』という文字はない」と豪語したのは、仏皇帝ナポレオンだ。けれど和仏辞典を紐解けば、不可能を意味する「Impossibilité」も我慢の意の「Patience」もきちんと載っている。だから、持ってる辞書に単語が載ってないというアホなことを言っているのではない。政治社会学の分野でカリスマ的支配者の元祖であり典型例である彼には、俺に出来ない事などない、という固い信念を周囲の者にも納得させ信じさせる魅力があったということだろう。 一方で、カリスマ・パリジェンヌのドラだが、カッコ良くて綺麗で日本語べらべらの彼女にこうも歯切れ良くいい切られちゃうと、元々がフランス大好きパリかぶれの私なぞ、めろめろになって、「そうそう、おっしゃるとりです」と盲目的とさえいえる納得をしてしまう。 そもそもパリ関連の書物を三十冊は読破した完全頭でっかち知ったかぶりの私には、決定的な弱点がある。ボンジュール、メルシー、シブブレ、オーヴァーの四単語以外フランス語が全く出来ないのだ。だから、パリジェンヌはおろか老若男女問わず現地の人と現地語で十五秒以上会話した事がない。穴場情報からパリジャンですら知らない歴史薀蓄まで耳学問していても、所詮はパリに長い在住経験のある鹿島茂さんや、留学経験のある堀江敏幸さんや玉村豊男だとか、フランス人と結婚してパリ在住のエッセイストである戸塚真弓さんとかの本を囓っただけに過ぎない。だから、日本人の目と頭というフィルターを一回以上くぐった情報以外のものはないといえる。それ故、まことに歯切れのよい日本語であるドラの語りは、パリジェンヌの胸の内、頭の中をフィルターや色眼鏡を一切介さずに垣間見ることが出来た初めての経験だったといえる。 初めて触れたパリジェンヌの内面は、お洒落できれいな外見からだけでは窺い知れない、孤独や死からも逃げずに向かい合うだけの気構えに裏打ちされた確固たる自立意識というべきものだった。 彼女は言う。セーヌ河畔を散歩するのが大好き。読んでいる私もうんうん頷く。彼女はまたこうも言う。ノートルダム寺院は愛すべきパリのスポットのひとつ。私は霧雨にけむった塔を河畔から見上げた時のあの感動を思い起しながら、うんそうウンソウ言う。 だが、彼女にとってのノートルダムにはもっと深い意味がある。高校を終え、あえて親元を離れてシテ島にあるトイレもバスも共同の極めて狭小な屋根裏部屋で一人暮らしを始めた。その部屋の窓からノートルダム寺院が見えた。彼女にとっては自立とは、不便と孤独に耐えながら毎朝ノートルダムを眺めて暮らすことから始まったのだ。彼女は言う。 「自分の場所、自分の住所を持つということの素晴らしさ!しかもその住所たるや、これ以上ないくらい美しいものでした。Quai aux Flurs (花の河岸)。ね、すてきな住所でしょ?」 私、ノートルダム寺院の裏の細道で、その素敵なネーミングの通り名を記したプレートを見つけ、なんてお洒落な名だろうと思い、停めてあったこれまたお洒落な自転車と一緒にカメラに収めたときのことを思い出す。うん、やっぱりいい。 ドラはこうも言う。 「パリのシンボルであると同時に、美のシンボルでもあり、そして私の自立のシンボルでもあるのがノートルダム寺院なのです」 私、・・・・もう何も言うことがない。 誠に面白い一冊だった。 私自身がパリの魅力にどうしてこうまで嵌まってしまったかという理由の一端が図らずもよく解った気がする。 フランスがヨーロッパでも随一の高い出生率を誇る理由も、これを読めばなぜだか解ってしまう。 だが、未だに私は生身のパリジェンヌとまともに言葉を交わしたことは一度もないことに変わりはない。

Posted by ブクログ

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