魚の経済学 市場メカニズムの活用で資源を護る

山下東子【著】

• 販売会社／発売会社: 日本評論社
• 発売年月日: 2012/04/20
• JAN: 9784535557161

商品レビュー

2024/09/24

IS-LM曲線的なものが序盤から出て来て身構えたけど、内容は概ね平易に書かれているし、ちゃんと出典元を明記してるの流石だ。

過去の職の経験から綺麗な海ではあるんだけど、黒煙塗れの牡蠣が果たしてみたいな心境になってた当時をこの本を読みながら思い出していた。

最近撤廃求めたんだっけ？
先日中国が日本の水産物の輸入を制限するって発表した時のTwitter上ではどうぞどうぞって感じだったけど、そいつらにこの本を1ページずつ煎じて飲ませればよかったのにね。
インバウンドもそうだけど、日本は中国の経済に依存しなきゃ維持出来ないとか言うと思想が強くなりそうだから辞めるか。

レビューが個人的な日記とか自分語りみたいになっててこれを読んでくれた奇特な方には凄く申し訳ないです…

2014/08/27

（エヘン）（ショボーン）など作者がお茶目なんだなあという感じがした。行政や規制に提言しているが、肝心の漁業組合や漁師そのものの生産性の低さやマインドについて特に批判していないのがマイナス。お上頼みじゃいかんでしょ。

2013/05/27

語り口は柔らかく、入門書としても情緒的過ぎる点語り口は気になりましたが、内容としては、TAQ 、IQなどの専門用語が易しく解説してあり、参考になりました。ちなみに、山下さんは、経済学者で、自給率にも批判的ですが、意外なことに水産政策の審議会会長も務められているようです。