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幽女の如き怨むもの ミステリー・リーグ
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幽女の如き怨むもの ミステリー・リーグ

三津田信三【著】

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幽女の如き怨むもの ミステリー・リーグ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 原書房
発売年月日 2012/04/18
JAN 9784562047963

幽女の如き怨むもの

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商品レビュー

3.9

59件のお客様レビュー

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2023/03/21

“刀城言耶”シリーズ第六長編。三津田さんの刀城言耶シリーズを読むのも久しぶりだ。どのくらい久しぶりなのかというと最後に「生霊の如き重るもの」を読んだのが2012年6月だったので10年以上前だ。久しぶりに刀城言耶が登場(失礼!)したら懐かしく感じた。さて本書。シリーズ中では異色作で...

“刀城言耶”シリーズ第六長編。三津田さんの刀城言耶シリーズを読むのも久しぶりだ。どのくらい久しぶりなのかというと最後に「生霊の如き重るもの」を読んだのが2012年6月だったので10年以上前だ。久しぶりに刀城言耶が登場(失礼!)したら懐かしく感じた。さて本書。シリーズ中では異色作であるといわれる。個人的には第一部「花魁」が凄すぎてミステリ部分である第二部~第四部がかすんでしまった様に感じた。第一部で借金のため年若くして遊郭に売られる少女が花魁へと変わっていく様はエロくもあるが同時に悲哀に満ちている。とにかく第一部のリーダビリティは凄いが、この部分はこの作家でなくても書けるものだろう。はっきり言えば他の参考資料を用いれば筆力があれば書けるような。むしろ三津田さんの持ち味が発揮されるのは第二部以降だ。だが・・・その後のミステリ部分はシリーズの中でもやや落ちるクオリティに感じた。残念。全体を見れば第一部と第二部以降のバランスが悪くなってしまったかな。でも遊郭の歴史も知れたし読み物としては悪くなかった。詳細→ https://takeshi3017.chu.jp/file9/naiyou14508.html

Posted by ブクログ

2021/01/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今回も面白かった。 ページ数も560ページ程あり、読み応えがある! 9割が遊廓の話で刀城言耶はラストにしか出てこず、他の作品とは少し変わった作風。 戦前・戦時中・戦後の時代の遊廓について書かれており特に第一章の緋桜の話が非常に長い! やけどここでいう花魁になるまでの過程や、なってからの心情が興味深くもあり、非常に悲しくもあって引き込まれた。 刀城言耶が出ないのに面白く一気読み。 また第一章のラストでは、ハッピーエンドで本当に良かった〜と思った。この時点では。 第二章、第三章と読んでてうっすら1代目緋桜は、その後幸せに暮らしてるかしらと思ってたので刀城言耶の解説は悲しすぎて、緋桜が不憫で仕方がない。 今回の作品は読んでて犯人やトリックをほぼ考える事なく完全に忘れてた。 むしろ幽女とは?!の事に気を取られすぎた〜 そして、遊女たちの悲しさや辛さが読んでてなんとも言えなかった〜

Posted by ブクログ

2021/01/07

刀城言耶シリーズ。 戦前、戦中、戦後の遊郭を舞台に、緋桜という名の花魁と、連続する謎の身投げ事件にまつわる怪異が描かれる。 言耶の謎解きが、あくまで合理的に考えればこういう解釈もできる、という程度のもので、一応解決はするけど、ラストでやっぱり幽女の呪いだったのかも…という余韻を残...

刀城言耶シリーズ。 戦前、戦中、戦後の遊郭を舞台に、緋桜という名の花魁と、連続する謎の身投げ事件にまつわる怪異が描かれる。 言耶の謎解きが、あくまで合理的に考えればこういう解釈もできる、という程度のもので、一応解決はするけど、ラストでやっぱり幽女の呪いだったのかも…という余韻を残して終わるところが、さすが刀城言耶シリーズです。 今回は、ホラーもミステリもどちらも控えめな感じでしたが、遊郭での花魁たちの暮らしや過酷な労働条件、遊郭へ売られた悲しい身の上などの話がとても読み応えがあり、遊郭の歴史を描いた小説として興味深く読みました。

Posted by ブクログ

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