茅ヶ崎海岸の野良うさぎゴマ

内藤雅光【写真・文】

• 販売会社／発売会社: 宝島社
• 発売年月日: 2012/04/14
• JAN: 9784796698528

商品レビュー

2024/02/18

野良ウサギとの出会いを綴った写真集ですね。
内藤雅光さんはカメラマンとの事です。
茅ヶ崎海岸で出会った、たった一匹で過ごしている野うさぎ。ウサギを見かけると探しにいくと確かにいました。
なぜ、一匹なのかわかりませんが、内藤さんは自身もウサギを飼っているので、興味津々で写真を録り始めます。
この作品は、そうした出会いから「ゴマ」と名付けた野うさぎとの物語を一冊の本に纏めています。
写真の絵本のように、「ゴマ」の魅力と交流を物語ります。やがて、有ることが切っ掛けで「ゴマ」は内藤さんの家族として迎える事になるのですが……。
ピーターラビットのような「ゴマ」が愛らしく、内藤さんの愛情が次第に増していくのを感じます。
とても心に温かみが湧く、夢と希望と、慈愛を感じる良書ですね。

2020/02/18

海岸に野良うさぎがいるらしいと聞いて会いに行く著者。
砂にまみれて胡麻をまぶしたようだったので「ゴマ」と呼ぶようになり、 徐々に距離が縮まっていく様子がカメラマンである著者の撮った写真から伝わってきます。
そんなある日、大型の台風がやってきました…。
うさぎはめったに鳴かないといいますが、きっとゴマの胸の内にも色々な思いがあるのでしょう。
さて、その後のゴマは!?

2013/07/19

PCソフトの解説本を買いに入った書店でふと目に飛び込んで来た
「野良うさぎ」の文字　エ～イギリスでは無く茅ヶ崎って感じで手に取り
表紙をよく見た瞬間　中も見ずにこれを買う為に来たんだって気がして
そのままレジに進み購入して家に帰り
感動　買って良かった～
とても切なく　とても暖かい　心に残る一冊にめぐり合えた事に感謝です！
野良うさぎゴマが著者に背を向け走り出した時のその後ろ姿が
何とも切なくて　涙が出ました
最後まで感動の連続でした。