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雑巾がけ 小沢一郎という試練 新潮新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2012/04/16 |
JAN | 9784106104664 |
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雑巾がけ
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商品レビュー
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この本をブクログに登録したのは2013年11月15日ですが、レビューを書いていなかったので、本日(2021年5月22日)、書いておきます。 著者、石川知裕さん。 ウィキペディアによると、 石川 知裕(いしかわ ともひろ、1973年(昭和48年)6月18日 - )は、日本の政治...
この本をブクログに登録したのは2013年11月15日ですが、レビューを書いていなかったので、本日(2021年5月22日)、書いておきます。 著者、石川知裕さん。 ウィキペディアによると、 石川 知裕(いしかわ ともひろ、1973年(昭和48年)6月18日 - )は、日本の政治家、元衆議院議員(3期)。 元衆議院議員とのことで、その在任期間は、2007年3月27日 - 2013年5月21日になります。 したがって、この本を書かれた時は、衆議院議員だったと思われます。 次に、この本の紹介記事を、適当なところから、コピペします。 就職先は「小沢一郎事務所」。憧れの政治家の下で働き始めた著者を待っていたのは、今どき珍しい書生生活だった。住まいは四畳エアコンなし、低賃金で睡眠不足、頻繁に落とされる理不尽なカミナリ……この苦行の先には何があったのか。「今の政治家には雑巾がけが足りない」と繰り返す史上最恐の上司、小沢一郎とは何者なのか。過酷な経験をもとに修行生活の意味と独自の「仕える技術」を綴る。
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政治家に求める理想像なんて人それぞれだろうけど、私は政治家には「人の話を聞き込む能力」を求めたい。政治に何を求めるかなんて、中々実際の声としてあがるものじゃない。それを研ぎ澄ましたアンテナでうまくキャッチし、あとの詳細は政治家自らが耳を傾け、人々の声を拾っていく。それこそまさに理...
政治家に求める理想像なんて人それぞれだろうけど、私は政治家には「人の話を聞き込む能力」を求めたい。政治に何を求めるかなんて、中々実際の声としてあがるものじゃない。それを研ぎ澄ましたアンテナでうまくキャッチし、あとの詳細は政治家自らが耳を傾け、人々の声を拾っていく。それこそまさに理想の政治家だと思う。 振り返って、この本に登場する親分と言われる政治家はどう? 何百億円を集めた「剛腕政治家」って言われても、ピンと来ない。だから何? その集めたお金で、国民はどれだけ幸せになれたの? もし説明できるのなら納得もできるよ。しかし、震災で生活の基盤を奪われ苦しむ、声無き声をもつ岩手の人たち、東北の人たち、そして日本国中の人たちに対し、親分政治家は人々に見える形で何をしたの? また、私が苦手とする人間は、次の2タイプだ。 1つが、急に機嫌が悪くなって怒り出し、その原因を探ろうにも、何を言ってるのかすらわからず手がつけられないタイプ。 もう1つが、特定の人物には笑顔で愛想よいが、利害に直接つながらない者や関係がない人には、全く正反対の態度を示すタイプ。 そんな人間は少なくとも私の周囲にいてほしくないし、間違っても政治家になってほしくない。そんな人間が不特定多数の人々の幸福を集約し最大化するような緻密で繊細な仕事ができるわけないから。日本経済や社会が右肩上がりの時代、イケイケドンドンの政治家が幅を利かせていたから、今も幻想があるかもしれないけど。震災を経た今、そんなタイプの政治家が復興に役立たないどころか、足を引っ張るだけってみんなわかってきたはず。 私も「雑巾がけ」の重要さはわかってるつもり。だからいくら雑用の日々でも、そこから日本を底で支える国民の声を聞き取る力が身に付き、国民の幸せにつなげるような発想や視点が得られたのなら、そういう政治家養成システムは外見上がいくら前近代的でも、支持したいと思っていた。 でも本書では、運動部で下級生時代シゴキを受けたOBが「あのときはツラかったけど、今となっては楽しい思い出だよ」とか飲み屋でしゃべってるのと同じ構図が見られただけ。苦労した事実だけで満足してしまい、その苦労の要因を分析し、改善し、自分が政治家になったときには、もっと有効に人の役に立てるようなしくみづくりにつなげたい、という視点が読めない。結局「自分はこんなにがんばりましたよ」的告白本なの、とも言いたくなるような、ちょっとガッカリな読後感でした。 私と同様ガッカリした方には、これも岩手県が舞台の「村長ありき―沢内村 深沢晟雄の生涯(及川和男著)」をお勧めします。カネと権力と威光ではなく、人柄によって、いかに政治家が人を集め政策を実行できるかがわかります。 (2012/8/22)
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石川代議士は小沢代議士の政治資金規正法違反という無実の罪(元検察官まで特捜部の妄想と言い放った)で起訴され、現在公判中である。そんな著者が下積みの重要さを語っており、特に若者に読んでもらいたい本である。小沢一郎という人は自分の秘書に対し、労をねぎらうとか、褒めるとか、感謝するとか...
石川代議士は小沢代議士の政治資金規正法違反という無実の罪(元検察官まで特捜部の妄想と言い放った)で起訴され、現在公判中である。そんな著者が下積みの重要さを語っており、特に若者に読んでもらいたい本である。小沢一郎という人は自分の秘書に対し、労をねぎらうとか、褒めるとか、感謝するとかは一切無いうえに厳しく叱ることは度々あるらしい。著者が衆議院選に立候補したいと言っても、秘書の代わりがいないから駄目だといわれるし、逮捕されてから会っても、ねぎらいの言葉一つなし。また他人に対する評価も、以上に高い人あるいは不当に低い人があり理解不能との事。しかし著者は小沢一郎を今でも慕い尊敬している。小沢氏がこの国を普通の国にすることを望みながら。
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