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トルコを知るための53章 エリア・スタディーズ95
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 明石書店 |
発売年月日 | 2012/03/30 |
JAN | 9784750335711 |
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トルコを知るための53章
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商品レビュー
3.6
8件のお客様レビュー
文明の十字路、トルコ。近隣諸国と絶えず緊張関係のもとで生きてきたトルコの人たち。そもそも国境すら時々で大きく変わってきた…。アジア大陸の東端、日本。西端に位置するトルコ。言葉、民族、宗教、文化、習俗、領土、いずれも乱暴に言えば均一の日本人に、トルコの歴史の層の厚さからくる“いま”...
文明の十字路、トルコ。近隣諸国と絶えず緊張関係のもとで生きてきたトルコの人たち。そもそも国境すら時々で大きく変わってきた…。アジア大陸の東端、日本。西端に位置するトルコ。言葉、民族、宗教、文化、習俗、領土、いずれも乱暴に言えば均一の日本人に、トルコの歴史の層の厚さからくる“いま”は到底理解できないか。頭で考えても仕方ないので現地に行ってせめて数千年の歴史の一端に触れてこよう。
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トルコにおける世俗主義とイスラームの関係が本当に興味深かったです。かつては欧州に近づこうとしましたが、度重なる拒否にトルコ側もいよいよしびれを切らしてイスラームを元に欧州との対等の関係を求めつつも独自路線を歩んでいくことを決めた現在のエルドアン大統領、前任のギュル大統領の英断だっ...
トルコにおける世俗主義とイスラームの関係が本当に興味深かったです。かつては欧州に近づこうとしましたが、度重なる拒否にトルコ側もいよいよしびれを切らしてイスラームを元に欧州との対等の関係を求めつつも独自路線を歩んでいくことを決めた現在のエルドアン大統領、前任のギュル大統領の英断だったと思います(日本ではいまだに欧米の後追いという現実・・・)。欧州の域内では自由や民主主義を掲げる一方で域外ではそれを平気で踏みにじるダブルスタンダードという欺瞞を世界で一番理解しているのはトルコではないかと思いますから。 その他古代トルコやオスマン帝国の歴史の概要や現在のトルコの文化・風習が理解できる内容盛りだくさんの一冊です。ぜひ日本語と同じ語族で覚えやすいとされるトルコ語にも挑戦したいと思います笑 トルコはどうしても欧州目線になりがちな日本のメディアに「ちょっと待った」と一石を投じ、ますます今日のグローバリズムを担う重要なプレイヤーとなっていきますね。
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トルコの歴史・文化・政治についてオムニバス形式で色んな人が書いている。 地理・気候 アナトリア高原と南東ヨーロッパのトラキアからなる。アナトリア高原は短い夏は暑いが、冬は零下20度にもなるところがある。小麦が取れる。沿岸部は地中海性気候。 歴史 古代ではヒッタイトが有名。製鉄...
トルコの歴史・文化・政治についてオムニバス形式で色んな人が書いている。 地理・気候 アナトリア高原と南東ヨーロッパのトラキアからなる。アナトリア高原は短い夏は暑いが、冬は零下20度にもなるところがある。小麦が取れる。沿岸部は地中海性気候。 歴史 古代ではヒッタイトが有名。製鉄を最初に始めたとも言われる。その後、アレクサンドロス大王が通過していったり、ヘレニズム諸王朝やローマ帝国の支配下でギリシア化が進んだ。ローマ帝国とビザンツ帝国の時代にキリスト教化される。11世紀にトルコ系遊牧民のセルジューク朝が入ってきて急速にイスラム化が進んだが、土着の信仰の影響も残った(神秘的傾向のあるスーフィー)。その後、オスマン帝国を経て現代へ。 オスマン帝国 1453年にメフメト2世がコンスタンティノープルを陥落させる。スレイマン1世の16世紀に全盛期を迎える。西はバルカン半島でハプスブルクと対峙し(フランスとは敵の敵的同盟関係であることが多かった)、東はイランのサファヴィー朝がライバル。しかし文化的には詩歌などイランへの憧れがあった。キリスト教の礼拝堂であったアヤ・ソフィアをそのままモスクとするなど、ビザンツの文化も一部取り込んだ。コーヒーハウスはイスタンブールから欧州へ広まった。 アタテュルク 軍人としてWW?で活躍。トルコをギリシアなどの外国軍から守ってスルタンを廃し共和国を建国、国父となった。この独立時の経緯により、トルコ憲法には厳格な政教分離である世俗主義と、領土の不可分が、改正発議すらできない条文とされている。 食 ケバブが有名だが魚も食べる。ヨーグルトはソースとして多用し、甘くして食べるなんてオエッとなる。酒もワイン、ラクなど普通に飲まれる。ケバブ屋では普通酒は供されないが、高級居酒屋的業態がある。ピザの原型と言われるピデも。 文化 オルハン・パムクはノーベル賞で有名。かつては寸劇、影絵芝居などが盛んだったがテレビにおされて姿を消しつつある。音楽は、微小音程を使う民謡がある。西洋音楽ではピアニストのファズル・サイが有名。 政治 クルド、アルメニアなど少数民族を国内に抱える。世俗主義により公的な場での女性のスカーフは禁じられてきたが、スカーフをかぶる女性が近年増えてきた。ただ宗教的な意味合いの有無などいくつかの種類がある。 2002年以来、親イスラムの公正・発展党が与党。野党は共和人民党(アタテュルクの流れを汲む世俗主義)、民族主義者行動党(極右)、クルド系政党。90年代まで政権を担った中道右派は消えてしまった。 EU加盟はいまは様子見状態。キプロス問題も微妙にネックに。 経済 80年代に経済自由化し、90年代は高インフレにも苦しんだが、21世紀にはいって比較的順調に成長している。新興国らしく消費が盛ん。自動車、白物家電については、OEMだが、EU向けの輸出が盛ん。
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