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学歴革命 国際教養大学の挑戦
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学歴革命 国際教養大学の挑戦

中嶋嶺雄【著】

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学歴革命 国際教養大学の挑戦

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ベストセラーズ
発売年月日 2012/03/22
JAN 9784584134016

学歴革命

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商品レビュー

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2018/05/06

国際教養大学に関する長い自己紹介と感じる部分もあった。大学関係者や入学に興味を持っている人でなければ深く興味を持てない部分。ただ、得るものはある。 筆者の教育に関する情熱を感じる1冊だった。 筆者は世界へ羽ばたける若者を育成したいというひたむきな気持ちから、旧態然とした国立大学...

国際教養大学に関する長い自己紹介と感じる部分もあった。大学関係者や入学に興味を持っている人でなければ深く興味を持てない部分。ただ、得るものはある。 筆者の教育に関する情熱を感じる1冊だった。 筆者は世界へ羽ばたける若者を育成したいというひたむきな気持ちから、旧態然とした国立大学を辞め国際教養大学を設立した。その情熱の熱量に感服する。 大学設立までの半生も綴られている。終戦、学生運動、文化大革命、自身の留学…自分の価値観がたやすく変わるような経験を積み重ねてきて、自分の価値観がどう変わっていったかという記述も興味深かった。

Posted by ブクログ

2016/01/02

(わりと)近くにあるのに謎に包まれている国際教養大。その存在を知りたいと思ったのは昨年、大阪で仕事をしていたときでした。大阪で面談した高校生が、「立命館アジア太平洋大(大分)か国際教養大に行きたいです」と行っていたことがきっかけです。 どんな大学なのか漠然と知っていたつもりでした...

(わりと)近くにあるのに謎に包まれている国際教養大。その存在を知りたいと思ったのは昨年、大阪で仕事をしていたときでした。大阪で面談した高校生が、「立命館アジア太平洋大(大分)か国際教養大に行きたいです」と行っていたことがきっかけです。 どんな大学なのか漠然と知っていたつもりでしたが、この本を読んであまり知らなかったことに気づきました。あまり目立ったことをするとよく叩かれますが、まさに何度か叩かれて少し落ち着いてきた感があるのがこの大学ではないでしょうか。良くも悪くも、これからの大学生、教育のあり方を考える上で知っておいて、あるいはこれからの動向をみておいて損はない大学だと思います。 著者である、学長の熱い想いが随所に出てくる本でした。 今後、いろいろ注目していきたいです。 P187に「知の鎖国」Interectually Closed Shop と言う表現がありますが、日本はもっともっと真のグローバル化を議論していかねばならないと思えました。 p201あたりから勝海舟のくだりがありますが、『氷川清話』には興味を持ちました。「司馬遼太郎は勝海舟が嫌い・・」と書かれていましたので少し調べましたがそのような記述にはたどり着けなかったことが少し気になります。 最後に、一業界にいたものとして、P20の入試難易ランキングですが、これはあくまでもセンター試験の得点率で並べてあり、誤解を招きやすいかなと思いました。 以上、思うままにメモしただけです。 ・・・この著者を調べようと思ったところ、2013年に亡くなられていました。この本が遺作となったのでしょうか。合掌。

Posted by ブクログ

2015/11/08

私の友人が高校時代、先生がこう言ったという。「大学名に“国際”ってつくところは、あまりお奨めしません。新設の大学が先行の大学との差をつけるために、国際的でもなんでもないのに安易に“国際”を名前に使ってるだけですから。」 ICUとか一部の大学はたしかに国際的なカラーを明確にしていて...

私の友人が高校時代、先生がこう言ったという。「大学名に“国際”ってつくところは、あまりお奨めしません。新設の大学が先行の大学との差をつけるために、国際的でもなんでもないのに安易に“国際”を名前に使ってるだけですから。」 ICUとか一部の大学はたしかに国際的なカラーを明確にしていて、国際の名に恥じない実績をあげているものの、言われてみれば、国際ってつく大学名を聞いても、正直、ピンとこない大学のほうが圧倒的に多い。となると、この本の「国際教養大学(AIU)」はどうなのか? でも私は読む前から、前者のICUと同じカテゴリーに入る大学だと確信していた。なぜなら、中嶋嶺雄先生が学長をしていた大学だから。 私が中嶋先生を知ったのは、私の大学時代の90年代初頭が香港返還直前であり、香港が返還後どう変わっていくのか、そして後ろに控える中国がそれを契機にどう変わるのかをレポートとしてまとめようと調べていて、中嶋先生の著作「香港―移りゆく都市国家」に出会ったのが最初。 ただ、当時は香港がどうなるかなんて誰もわからず、まさに諸説紛々、正反対の両論が並立し、専門外の学部生レベルでは、どれを取り入れればいいか、二進も三進もいかなくて煮詰まっていた。 そんなときに先生の本を読んで、まず主張がわかりわすく明確で不明な要素がないのに魅かれ、そして読めば読むほど、その内容が、歴史、社会などの細部からにしっかりと裏付けされてるのが理解でき、このままでは、香港のレポートを作成するには、よほど気をつけて自分のオリジナリティーを強調しないと、先生の見解の“光源”が強すぎて、それに呑み込まれ、全くの丸写しになってしまうのでは、と恐れたのを今も強く覚えている。 それから約20年を経て、なにかのきっかけで中嶋嶺雄先生の名前を偶然見て、そこから興味が一気に膨らみ、ネットで検索して、国際教養大学に行き当たった。 相変わらず主張は明確。そして、「公共性」という概念に重きを置くのも相変わらず。そして、全授業が英語、1年間の寮生活の義務化、同じく留学の義務化など、主張を実行に移すために即断即決。あやふやさがないから、実績や評判がまだ少なくてもアンテナの感度が高い人に引っかかって、自分の方に少しでも向くと、そのままぐいっと手繰り寄せる“引力の強さ”も相変わらず。「強引」ではなくて「引力が強い」。似てるけど違う。 この本では、先生の引力に引き寄せられたAIUの元学生や学生の談話がふんだんに紹介されているが、一人ひとりの動機や考え方がバラバラで一見とりとめないように見えるのが、最後まで読むと一点に集約され、中嶋先生の熱い思いが共通して反映してるように見えるのが面白かった。 印象的だったのは、1つが、有名私大を中退してAIUに入学したものの「専門性のない授業に意味があるのかと悩み」休学を経て、自分を伸ばすという勉強の真の意味に気付き再び学ぶようになった女性のエピソード。「教養」という言葉には説得力があるものの、教員を目指す教職課程や、法曹界を目指す法科課程といった具体的な看板を見ると、どうしても不安になるってのはよくわかる。そこを正直に書いてるのが面白かった。でも現状、どう見ても知性と教養に欠け、教養をちゃんと身につけることを怠ってきたとしか思えない人間が大学を出て「先生」と呼ばれる職業に就くことによる弊害は、私たちは嫌と言うほど体験しているはず。 もう1つは、地元秋田をホームとするプロバスケットボールチーム「ノーザンハピネッツ」を立ち上げたのがAIU1期生だったこと。関西で育った私でも名前を知る超名門の県立能代工業高校を地元に擁しているとはいえ、人口規模や環境面で、チーム運営には厳しいにもかかわらず、AIUで培った人脈と思考法と、そしてしたたかさというトータルとしての教養を持ち味に、しぶとく夢を実現させたエピソードにも、熱い思いが湧きあがった。 『必要なものは「知」である。人間とは何者か。そのなしてきたことを知り抜くことである。そのなかに転換の「鍵」がある。…あらゆる雑音に迷わされず、知ること、知り抜くこと。この点が、その一点のみが歴史の転換の起爆剤となろう。』(中嶋先生が高校時代に薫陶を受けた古田武彦先生の言葉より) (2014/10/25)

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