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積木くずし 最終章
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 駒草出版 |
発売年月日 | 2012/03/26 |
JAN | 9784905447078 |
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商品レビュー
3.2
6件のお客様レビュー
『積木くずし』の著者であり、その後も文字通り家庭が積木くずしのように崩れてしまった、穂積隆信の一冊。 『積木くずし』大ヒットの後に、妻に裏切られ、子供が再度逮捕され、その後も不幸に見舞われていくその真相を紐解いていく。 妻から娘の手紙、という形はどちらも既に死者なのでどこまで本...
『積木くずし』の著者であり、その後も文字通り家庭が積木くずしのように崩れてしまった、穂積隆信の一冊。 『積木くずし』大ヒットの後に、妻に裏切られ、子供が再度逮捕され、その後も不幸に見舞われていくその真相を紐解いていく。 妻から娘の手紙、という形はどちらも既に死者なのでどこまで本当かわからないけど(死人に口なし)、きっと彼が『積木くずし』によって生涯抱える十字架を背負ったということだけはよくわかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
録りためていたドラマを見た。それこそブームになった頃にリアルタイムでドラマで少し見てたから、どういう状況かわかってて、あまり食指は伸びなかったのだけど、鳴海璃子が娘を演じるというので録画しておいたのだ。 驚いたのは、最初の本で描かれてたのは1年にも満たない出来事だったということ。あのころは、同時進行で自分も同世代だったので、えらく長い時間のように思ってたけど、そんなものだったのだ。そして、その時代はびっくりするほどあっけなく前編で終わり、第2夜は謎解きのような物語となっていく。そのあまりの波乱万丈な人生にあっけにとられ、原作があるというので手に取ったわけだ。 驚いたのは、私が「演出」の範疇でとらえていたいくつかの出来事が、原作通りだった。名前や地名こそ、実際とは変えてある部分もあったけど、意外な小さなエピソードもすべて。いやむしろ、ドラマにできないくらいの事実もあり、逆に驚いたほどだ。ドラマを見た時以上に、ページを繰る手が止まらず、一気に読み上げた。 ネットでは、元妻とお嬢さんの二人がすでに亡くなっていることから「死人に口なし」だとか「おそらくフィクションでは」などと揶揄する意見も上がっていた。実はこれらの批判を読んで原作を読んでみようと思ったところも大きい。 確かに裁判でも明らかにされず、当事者のお二人がなくなっている今、ご本人以外に語れる人はいないのだけど、もしフィクションなら彼はものすごいストーリーテラーなのだと思う。でも、あの中にもしかしたら真実と違う部分があるにしても、彼が今認識している事実であることに間違いはない気がした。これを書くことで、何か決着をつけたかったのだろう。 筆者にはどうぞ、これからの人生、心穏やかに送ってほしいと願うばかりである。
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子供のころは親って、大人って、子供とは全然違う立派な人たちなんだろうと思っていた。そうでなければ子供に対してあんなに偉そうにしてられるわけがない、と。しかし自分が大人や親になってみるとちっとも立派になっていない。この本の著者も本当に愚かな大人だと思う。正直ではあるかもしれないが、...
子供のころは親って、大人って、子供とは全然違う立派な人たちなんだろうと思っていた。そうでなければ子供に対してあんなに偉そうにしてられるわけがない、と。しかし自分が大人や親になってみるとちっとも立派になっていない。この本の著者も本当に愚かな大人だと思う。正直ではあるかもしれないが、家庭を守るには大きく欠けたところが多すぎる人物。そしてそれに気づくのが遅い。気づいた時には全てを失っている。父だけがそうで母はしっかりしていれば、もう少しまともな家庭になったかもしれないが、母も、父以上に家庭向きでない場合、子供の舐める辛酸たるやいかばかりか。こんな両親のもと精一杯生きた由香里さんのことを思うと胸が痛む。 結果的に父母の犠牲になったとしか思えない。 これから家庭を持つ人にはいい反面教師本。
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