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平清盛と後白河院 角川選書504
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平清盛と後白河院 角川選書504

元木泰雄【著】

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平清盛と後白河院 角川選書504

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川学芸出版/角川グループパブリッシング
発売年月日 2012/03/26
JAN 9784047035041

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平清盛と後白河院

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商品レビュー

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2019/12/17

腑に落ちた。後白河院は胡散臭かった、コイツは場当たり的な対応でシバシバ悪手を打つクセに頼朝の評が独り歩きする。1155タナボタ即位。1156保元の乱で標的に。信西の権勢に二条親政派と院政派が呉越同舟した1159平治の乱、何故か清盛独り勝ち・・・信西・信頼等偏愛した寵臣が亡くなり二...

腑に落ちた。後白河院は胡散臭かった、コイツは場当たり的な対応でシバシバ悪手を打つクセに頼朝の評が独り歩きする。1155タナボタ即位。1156保元の乱で標的に。信西の権勢に二条親政派と院政派が呉越同舟した1159平治の乱、何故か清盛独り勝ち・・・信西・信頼等偏愛した寵臣が亡くなり二条派の嫌がらせに後白河はほゞ二条派の清盛に助けを乞い、経宗・惟方(信西を殺した首謀者)を清盛は排除し、信西の息子たちを復権させる。1161二条天皇憲仁親王立太子疑惑で後白河は近臣全て失い院政停止。1165天皇崩御で後白河復権、六条天皇即位。1166摂政薨去し後白河は摂政領を遺児(盛子後見=清盛後見)へ渡す裁量をして清盛を取り込みにかかる。(東宮大夫も清盛)ところが1168清盛危篤(臨終出家したけど生き延びる)に後白河は他の平氏のご機嫌窺いで高倉天皇即位(平滋子は皇太后)姉の時子の子宗盛が相対的に浮上。1169嘉応の強訴で後白河近臣成親配流要求を叡山と争いを避ける清盛の意向を無視してごまかす。1170成親の復権。検非違使別当を5年間…院も軍事・警察力を有した。成親=武勇の若殿上人。1171清盛の子徳子入内。1174厳島へ後白河参詣(前代未聞)平氏とのパイプ役建春門院(滋子)崩御し、後白河寵臣への贔屓昇進。翌月清盛の子左右近衛大将。(やり返し?)1177白山騒動に又も成親配流要求され、清盛は比叡山要望を全て叶える=世に言う鹿ケ谷の陰謀は表面的な発表。西光・成親を断罪。後白河は盛子・重盛死去の際に所領を奪うが清盛の怒りを買う。1179治承三年のクーデター。福原から兵を率いての入京に後白河は「今後一切政務口出ししない」と院政停止。1180以仁王令旨で全国に反乱がおきる。以仁王こそ倒したものの清盛は太郎・次郎焼亡で都は荒廃し、園城寺や藤原氏寺興福寺も敵に回したため福原遷都をする。(長くなったのでここまで)何が言いたいか・・・鎌倉幕府への道筋がかなり理解できた気がするので嬉しい。

Posted by ブクログ

2013/11/21

文章がたまにわかりにくいところがあるが、歴史の捉え方を学べて面白かった。一つの書の解釈は1解釈であるという姿勢に共感。 後白河、清盛、重盛あたりの複雑な心境、人間関係の現実が見えて面白かった。 が、いずれにせよ、私がまだまだ不勉強。まだまだここらの人たちの思惑を理解し切れていない...

文章がたまにわかりにくいところがあるが、歴史の捉え方を学べて面白かった。一つの書の解釈は1解釈であるという姿勢に共感。 後白河、清盛、重盛あたりの複雑な心境、人間関係の現実が見えて面白かった。 が、いずれにせよ、私がまだまだ不勉強。まだまだここらの人たちの思惑を理解し切れていないと感じる。

Posted by ブクログ

2013/06/30

後白河天皇という人は、 歴代120人以上いる(伝説の域を出ない人を除いても100人以上)天皇の中で、 非常に個性が強い人の一人じゃないでしょうか。 ベスト3に入ると思うんですよ。 (一人は後醍醐天皇、もう一人は白河天皇か光格天皇か…。) で、同時代に生きたこれまた個性が光る平清盛...

後白河天皇という人は、 歴代120人以上いる(伝説の域を出ない人を除いても100人以上)天皇の中で、 非常に個性が強い人の一人じゃないでしょうか。 ベスト3に入ると思うんですよ。 (一人は後醍醐天皇、もう一人は白河天皇か光格天皇か…。) で、同時代に生きたこれまた個性が光る平清盛。 二人がある意味では引き立てあってたにかもしれません。 二人を軸にそこに関わる重要人物、 平重盛や藤原信頼、藤原成親などを描いていく。 当時の武士と貴族の関係も含め、 定説とはやや異なる新しい平安時代末期の姿が、 この本を読むと浮かび上がってきます。 決して二人を英雄視するのでもなく、卑下するのでもなく、 淡々と書かれている印象ですね。 そういう意味ではもう少し盛り上がるところがあってもよかったですが(笑) 大河ドラマで少し脚光を浴びたこの時代。 いわゆる源平の合戦(治承・寿永年間)以前の時代は、 今までほとんど取り上げられることがなかっただけに、 ドラマを見て興味を持った、もう少し深く知りたい人へはオススメの一冊です。

Posted by ブクログ

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