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不愉快な現実 中国の大国化、米国の戦略転換 講談社現代新書
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不愉快な現実 中国の大国化、米国の戦略転換 講談社現代新書

孫崎享【著】

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不愉快な現実 中国の大国化、米国の戦略転換 講談社現代新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2012/03/17
JAN 9784062881494

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不愉快な現実

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商品レビュー

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2024/09/14

中国は必ず発展する、というかもうしつつある。中国を軽んじたら痛い目にあうよ。そして、中国と米国が二大国となる可能性が高いけど、その過程で考えなしに米国について行ったら、対中国のかませ犬にされちゃうよ。不愉快な現実とは中国の発展であり、日本の没落ということ。簡単にまとめるとこういう...

中国は必ず発展する、というかもうしつつある。中国を軽んじたら痛い目にあうよ。そして、中国と米国が二大国となる可能性が高いけど、その過程で考えなしに米国について行ったら、対中国のかませ犬にされちゃうよ。不愉快な現実とは中国の発展であり、日本の没落ということ。簡単にまとめるとこういうことかな。 ただ、これを不愉快な現実と捉えるのか、まぁ現実ってそういうものでしょと捉えるのかは、近代日本をどう考えるのかに依るのでしょう。私は不愉快に思わないし。その意味で、日本のような小国がですよ、中国のような大国に対して(一時期は欧米に対しても)上から目線ができたって、19世紀半ばから20世紀後半にかけて敗戦を挟みつつ、日本の発展はあまりにもすごかったということです。それを実力と捉えるか、運が良かったととらえるのか、ですね。となると、なんか非正規雇用の話みたい。

Posted by ブクログ

2015/05/31

非常に論理的な持論の組み立てだが、すべては中国が米国に比肩する経済大国になることが前提になっている。日本人がこれを認めたがらないとのことだが、その前提はこれまでの成長トレンドと米国人へのアンケートがベースになっている。が、ちょっと待って欲しい。本当に過去のトレンドがこの先も続くの...

非常に論理的な持論の組み立てだが、すべては中国が米国に比肩する経済大国になることが前提になっている。日本人がこれを認めたがらないとのことだが、その前提はこれまでの成長トレンドと米国人へのアンケートがベースになっている。が、ちょっと待って欲しい。本当に過去のトレンドがこの先も続くのか? 経済成長率は生産年齢人口の増加率に大きな影響を受けるが、一人っ子政策によるdemographyの歪により2013年には中国のそれは減少に転じたと言われている。またこの数年間の高度経済成長は、経済原理を無視した無理な設備投資に支えられており、全成長率7%の内4%がそうした過剰な投資効果によるとの推計もある。これ以上の無理な投資はさすがの独裁国家でも不可能だ。更に中国には知財の蓄積がほとんどないため、成長鈍化と労務費増加によって外国企業が逃げだせば独自路線での経済成長は困難だ。一方で米国はイノベーションと戦略的外交で益々その影響力を増している。 こういった疑念は不都合な現実から目をそらしているだけなのだろうか?自分にはそうは思えない。

Posted by ブクログ

2015/01/02

気になった言葉のメモ 中国は大国化する アメリカは日本よりも中国を重視する それを見極め日本としてどうするかを考えるのがこの本の目的。 日本の課題は日本人が厳しさを認識できるか。 日本の最も適切な戦略とは。 国際情勢への関心の低さ。 自身への関心が高く 他者への関心が低い ...

気になった言葉のメモ 中国は大国化する アメリカは日本よりも中国を重視する それを見極め日本としてどうするかを考えるのがこの本の目的。 日本の課題は日本人が厳しさを認識できるか。 日本の最も適切な戦略とは。 国際情勢への関心の低さ。 自身への関心が高く 他者への関心が低い 2011年末に書かれた本書の予言は、2015年の今も生きているように見える。 中国のバブル崩壊などと煽っていたメディアの論調もすでに見られない。むしろ、中国経済は大きく成長し続けている。 日本は経済も人口もジリ貧状態。 こういう中で中国とどう付き合っていくか。 戦略的な思考が必要なことは不愉快なほどによーくわかった。 あとは、教育にどう活かしていくべきなのか?

Posted by ブクログ