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伊勢神宮と古代王権 神宮・斎宮・天皇がおりなした六百年 筑摩選書
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伊勢神宮と古代王権 神宮・斎宮・天皇がおりなした六百年 筑摩選書

榎村寛之(著者)

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伊勢神宮と古代王権 神宮・斎宮・天皇がおりなした六百年 筑摩選書

定価 ¥1,870

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2012/03/15
JAN 9784480015389

伊勢神宮と古代王権

¥1,375

商品レビュー

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2025/01/28

この本も地元の本屋の筑摩書房の倉庫在庫処分フェアで購入したもの。学術書に近い内容で門外漢には難しかった。 儀式帳についての文献研究にページが割かれるが、聞いたこともないので何が要点なのかサッパリ。後で儀式帳が作成された裏側の考察があったが、構成を考えてくれないと素人にはキツイ。 ...

この本も地元の本屋の筑摩書房の倉庫在庫処分フェアで購入したもの。学術書に近い内容で門外漢には難しかった。 儀式帳についての文献研究にページが割かれるが、聞いたこともないので何が要点なのかサッパリ。後で儀式帳が作成された裏側の考察があったが、構成を考えてくれないと素人にはキツイ。 斎王は大来公女が最初と知っているから、まあ判るが、大神宮司とか斎宮、斎宮寮とか並ぶと理解が出来ない。 まあ、それでも丁寧に記述された本だとは思う。 ・5世紀になってやっと大和地区との影響で大きな古墳が見られるが、地域首長の系譜性はない。白石太一郎さんは纒向にクニが作られた理由に伊勢との交通を挙げていたが、この説はダメだな。 ・宗教学者 島田裕巳さんはアマテラスは祟りをなす神。天皇は斎王は送るが、明治帝以前は参詣していないと記している。しかし、天皇になる前の春宮時代に詣でている例もあり、この説もアヤシイと感じた。 ・伊勢神宮が形を表すのは、天の意識を持った天武天皇から。皇祖神とか太陽神のイメージもそれからだろう。 ・出雲は神話に基づく神社。伊勢は現実の政治の中で意味を持つ神社とある。神宮内で権力争いがあったりするか。中央から抑えられていないんだな。つまりキッチリした基盤が無いんだな。 ・伊勢国風土記は偽書という。伊勢国に限らない話しだと思う。風土記もモノに寄っては、モノに寄らなくても首を捻る処あるな。

Posted by ブクログ

2016/12/16
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※このレビューにはネタバレを含みます

2012年刊。著者は斎宮歴史博物館学芸普及課長。  ①7世紀以降、中でも奈良・平安時代における、伊勢神宮と、天皇その他国家機構との関係を、神宮へ派遣された皇女・斎宮の属性の変遷と、その斎宮の神宮内における制度を軸に解説していく。  ②一部、中世にも筆が及ぶ一方、③貧弱な文献史料が災いして解読困難な大化前に関して、著者の厳密な史料批判の一端が開陳される。  斎宮といえば、源氏物語の六畳御息所とその息女秋好中宮を想起してしまうが、本書はかような個々人的な評伝ではない。  すなわち、元来は特定・属人的選抜であった斎宮職が、時代を経るにつれて法制度化される一方、内実は形骸化していく。  そして、これは律令の解体と荘園制の進展・伊勢神宮の荘園領主化と軌を一にしたもの。すなわち国家による神宮の制御と、それが解体していく様を、文献や法制変遷で読み取っていくのだ。  先の③のために、仏教に関する鎮護国家確立へ邁進したような明快な論は展開し得ない。  つまり、そもそも伊勢の地域宗教だった伊勢神宮が如何に国家宗教へ変貌し、その後、古代後期に国家から伊勢神宮が自立していったか。つまり国家からの支援枠組から除外させられていき、一荘園領主へ進んでいったか。  国家と関わりの深い大規模宗教団体における、古代から中世への胎動の典型的実例が叙述されるのだ。  つまり、東大寺などと同じく、古代後期の伊勢神宮もまた権門・大荘園領主の道を歩んでいった模様が導き出せる。  そもそも本書の叙述には、神道を過剰に持ち上げたりするような下手なバイアスが懸っておらず、逆に言うと、良い意味でも悪い意味でも派手さはなく、堅実に論を運んでいく。  そういう意味でも、本書は納得させれるものであり、その印象は、個人的には悪くない。  もっとも、下世話な興味を惹くとまでは言い難いかもしれないが…。  ちなみに、かかる制度面での解読が中心であるため、伊勢神道の教義というような、宗教の内実、信仰のあり方は余り語られないのは、当然の仕儀か。

Posted by ブクログ

2015/08/23

地域的存在としての伊勢神宮、国家的存在としての伊勢神宮という2つの視点から古代史における伊勢神宮について探求している。 日本史の大きな流れにも影響され、時代とともに伊勢神宮の位置づけ、あり方もかなり変遷してきたということがよくわかった。また、国家機構としての伊勢神宮という観点は新...

地域的存在としての伊勢神宮、国家的存在としての伊勢神宮という2つの視点から古代史における伊勢神宮について探求している。 日本史の大きな流れにも影響され、時代とともに伊勢神宮の位置づけ、あり方もかなり変遷してきたということがよくわかった。また、国家機構としての伊勢神宮という観点は新鮮だった。古代において、伊勢神宮についての行政的統制は行われていたが、天照大神とはどういう存在かといった伊勢神宮の本質に関わることについては、朝廷としての明確な共通見解が示されておらず、古代末から中世にかけて、いろいろなアマテラス解釈が行われるようになるが、それに対しての弾圧等は何もなかったという事実が興味深かった。 ただ、結局、古代において伊勢神宮とはどういう存在だったのか、ということについては、本書を読んでもよくわからなかったというのが正直なところだ。やはり伊勢神宮は一筋縄ではいかない存在ということはよく理解できた。

Posted by ブクログ