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あれから 俵万智3・11短歌集
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 今人舎 |
発売年月日 | 2012/03/07 |
JAN | 9784905530039 |
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あれから
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4.1
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俵万智さんの歌集ですね。 東日本大震災のから避難をした沖縄での思いを短歌に詠まれています。 幼い子供を抱えて、住むことが出来なくなって、支えてくれる友人のもとに、避難を余儀無くされた想いが込められています。 何色にもなれる未来を願う朝 白いガーベラ君に手渡す 空...
俵万智さんの歌集ですね。 東日本大震災のから避難をした沖縄での思いを短歌に詠まれています。 幼い子供を抱えて、住むことが出来なくなって、支えてくれる友人のもとに、避難を余儀無くされた想いが込められています。 何色にもなれる未来を願う朝 白いガーベラ君に手渡す 空腹を 訴える子と 手をつなぐ 百円あれど おにぎりあらず ゆきずりの 人に貰いし ゆでたまご 子よ忘れるな そのゆでたまご ありふれた心が後ろめたくなる 花をきれいと思うことさえ 震災の映像見れば指しゃぶり いよよ激しき七つの心 子を連れて西へ西へと逃げてゆく 愚かな母と言うならば言え 世話になる人に頭を深々と 下げる七歳板につきたり 島に来てひと月たてば男の子 アカショウビンの声聞きわける 子は眠るカンムリワシを見たことを 今日一日の勲章として 子を守る 小さき虫の 親あれば 今の私は これだと思う 旅人の 目のあるうちに 見ておかん 朝ごと変わる 海の青あお 今のおまえを とっておきたい 海からの風を 卵のように丸めて ダンボールから衣装ケースに移すとき 「定住」という言葉を思う 沖縄のヒーロー 琉神マブヤーは 敵を倒さず 「許す」と言えり この短歌集には心の康まる絵が添えられています。 作者は山中桃子さんです。俵万智さんの短歌を包み込むようにやさしく彩りを添えられています。 俵万智さんは、この歌集で気持ちの整理を願われています。母としての心情が痛いばかりに感じられますね。子供さんが元気になっていく姿もみられ、未来に向かって進まれる思いがしました。
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※このレビューにはネタバレを含みます
まだ恋も知らぬ我が子と思うとき「直ちには」とは意味なき言葉 子を連れて西へ西へと逃げてゆく愚かな母と言うならば言え 子どもと過ごした東日本大震災後の10か月を詠んだ短歌集。 どれが正しいとは言えない。 どれがいけないとも言えない。 せつないです。
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