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永田洋子さんへの手紙 「十六の墓標」を読む
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 彩流社 |
発売年月日 | 1984/11/01 |
JAN | 9784882020608 |
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永田洋子さんへの手紙
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あさま山荘事件、山岳ベース事件の首謀者の一人であり、日本赤軍により奪還されパレスチナに行った著者が、山岳ベースの別の首謀者である永田洋子氏が出版した「十六の墓標」への返信という形で記した本。 パレスチナ解放戦線での戦いを通じて得た知見により、当時を振り返っています。 なるほどと...
あさま山荘事件、山岳ベース事件の首謀者の一人であり、日本赤軍により奪還されパレスチナに行った著者が、山岳ベースの別の首謀者である永田洋子氏が出版した「十六の墓標」への返信という形で記した本。 パレスチナ解放戦線での戦いを通じて得た知見により、当時を振り返っています。 なるほどと思う部分もあるものの、ややパレスチナの戦いを神聖化しすぎているきらいもあり、またパレスチナのようないやおうなしに銃弾が飛び交う世界での団結を前提として語ることには抵抗を覚えました。 ただ、日本現代史・思想史に残る事件の記憶として、読んでおきたい本です。 これだけ人間とは思えぬ残虐な事件を起こしながらも、思考自体は極めて平凡、むしろ優秀な人間のものであり、それがパレスチナの戦争の世界にしっかりはまってしまうことに恐ろしさを感じます。 「戦う」ことを抽象化してしまった時の人間は怖い。
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あさま山荘事件で逮捕され、その後に超法規的措置により釈放され日本赤軍としてアラブで活動していた坂東國男氏が、永田洋子氏の「16の墓標」を読んで違和感を感じて手紙を書いた、という趣向の本。 坂東氏の連合赤軍事件の総括、その後の活動を通じて醸成された思想を比較的わかりやすい文体で綴っ...
あさま山荘事件で逮捕され、その後に超法規的措置により釈放され日本赤軍としてアラブで活動していた坂東國男氏が、永田洋子氏の「16の墓標」を読んで違和感を感じて手紙を書いた、という趣向の本。 坂東氏の連合赤軍事件の総括、その後の活動を通じて醸成された思想を比較的わかりやすい文体で綴っている。
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