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ブータン、これでいいのだ
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2012/02/29 |
| JAN | 9784103320111 |

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商品レビュー
4.2
63件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
ブータン、これでいいのだ 竹蔵が毎回楽しみにしていた日経ビジネスの「ブータン公務員だより」。その著者の御手洗 瑞子さんがはじめて書いたのが本書。 1年間、”GNH"(国民総幸福料)で有名なブータンの首相フェローとして働いた経験を元にしたブータン論です。 国王の来日やその際の国会での演説などで去年注目を浴びたブータンですが、日本人は幸せの国という眼鏡でしかブータンを見ることができていなかったかと思います。本書では、ブータンの文化や生活様式、価値観や死生観に関して様々な実体験を元に解説しています。 そして、日本に比べて貧しい小国のブータンが何故自らの国に誇りを持って、比較的幸せに暮らしているのか?という謎を解き明かしてくれます。 最後の章「幸せに、なろう」では、いくつかの印象深いブータンからの学びを挙げています。 「自分の幸せ探しでは、それは見つからない」 「自分を肯定することによって、国に誇りを持ち、しあわせな暮らしが得られる」 「人間なんて自然や人の歴史からみたらちっぽけな存在、そんな存在が何でも思うようにできるわけはない」 そして、なにより「これでいいのだ」と言いつつ、できることを精一杯やり、家族や友人を大切にすることこそ幸せへの道なのだということを教えてくれます。 年に3万人が自殺する豊かな国日本。そんな日本はブータンから多くを学び、幸せへの修行をする必要がありそうです。 竹蔵
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ブータンの人は輪廻転成を信じている。人生の根本に生まれ変わるという信念がある。だから、ブータン人は現世のためにもあまり祈らないし、自分のためにも祈らない。「現世が全て」と考えていたら、人生が思い通りにいかない時、もう取り返しがつかない気がして、辛くなる。反対に、「現世が全てではな...
ブータンの人は輪廻転成を信じている。人生の根本に生まれ変わるという信念がある。だから、ブータン人は現世のためにもあまり祈らないし、自分のためにも祈らない。「現世が全て」と考えていたら、人生が思い通りにいかない時、もう取り返しがつかない気がして、辛くなる。反対に、「現世が全てではない」と信じれば、多少うまくいかないこと、思い通りにいかないことがあっても、「うーん、まあいっか。次の人生がうまくいくといいな」と割り切れる。のだそうだ。 彼らは人間なんて、大きな大きな自然の中の、ほんのちっぽけな存在でしかない。しかも、そのちっぽけな人間社会の歴史の長さに比べたら、僕たちが生きているのなんて、ほんの一瞬でしかない。最初から、何でもどうにかできると思ってはいけないのだ。 ブータン人が自分は幸福だという理由の一端が解るような気がする。
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GDPよりGNH(Gross National Happiness)。国民が幸せであることが一番だという政策を掲げる国、ブータン。はたして本当に国民は幸せと感じているのか。ブータン政府のGNHコミッションで、一年間首相フェローとして勤務した著者がその経験に基づいて書いた本。通り一...
GDPよりGNH(Gross National Happiness)。国民が幸せであることが一番だという政策を掲げる国、ブータン。はたして本当に国民は幸せと感じているのか。ブータン政府のGNHコミッションで、一年間首相フェローとして勤務した著者がその経験に基づいて書いた本。通り一遍の解説書ではなく、誰かの目を通して書かれたものは生き生きしていて面白い。 ブータンの人はなぜ幸せでいられるのか。それがこの「ブータン、これでいいのだ」というタイトルに表れている。 人間の力でできることには限りがある。うまくいかないことがあってもへこまない。失敗は許される。 日本人の感覚でいくと、え、と思うことも度々あったようだけど、著者は「ブータンの人は負の感情を扱うのがうまい」と敬愛の念を持って書かれている。 最後の章にある、著者の上司の方の言葉が深い。 「幸せを願うのであったら、自分の幸せではなく、周囲の人の幸せを願わなくてはいけない。(中略)…人のためになにか役に立つことをして、相手が幸せになるのを見ると、自分にとても大きな満足感が返ってくるんだよ。(中略)…自分の幸せを探し出したら、幸せは、みつからないんだよ。」 基本的な事柄として、ブータンは人口約70万人、面積は九州より少し大きい程度。このことを知るだけでも、ああそうなんだ、と腑に落ちることがある。ブータンは婿入り社会であるとか、夜這いの習慣、インド人との関係、約束を守ることを重視しない社会で行動を改めてほしい時にはどのようにすればいいのか、など、書かれている内容はとても興味深い。一年間の滞在で、とてもよく観察、分析されていると思う。
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