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検事失格
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 毎日新聞社 |
発売年月日 | 2012/02/27 |
JAN | 9784620321141 |
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商品レビュー
3.7
19件のお客様レビュー
佐賀市農協背任事件の主任検事を務めた筆者が事件の実態を明かす。 自分のことを「良心を捨てた検事」と表現されているが、現代の多忙な社会の中で、「良心」を失っていることを気づかない人が多い中で、検事を辞めることで、「良心」を取り戻せたと思うと、良かったと思う。
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ただの内部告発本ではない。自らの過ちと真剣に向き合い、人生をかけて、よりよい検察組織、検事のあり方を追求する。 九州大学 ニックネーム:すず
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大推薦です!検察の問題点を指摘した本は多々ありますが、類書に無い特徴をいくつか挙げます。①検察官が書いているということ。例えば村木厚子さんや佐藤優さんの著作は被告人の立場から書かれています(勿論それはそれで価値があるのですが)。この本は検察官がどのような論理と感情で捜査を行ったの...
大推薦です!検察の問題点を指摘した本は多々ありますが、類書に無い特徴をいくつか挙げます。①検察官が書いているということ。例えば村木厚子さんや佐藤優さんの著作は被告人の立場から書かれています(勿論それはそれで価値があるのですが)。この本は検察官がどのような論理と感情で捜査を行ったのかが手に取るように分かるように書かれており、冤罪の起こった理由がよく分かります。②冤罪事件以外の事件の捜査についても詳しく書かれていること。これは前半ですね。冤罪事件が起こるとニュースになりますし、起きた理由もよく論じられるのですが、特殊な事例ばかり注目されている感が否めません。この本は市川さんが担当した他の事件についても書かれており、検察という組織の実態を鮮明に捉えることができます。③市川さんは自分を含めて検察官を厳しく糾弾していますが、検察官に対する希望を捨ててはいません。私は冤罪事件以外の箇所では「検察官ってすごいな」と何度も感じましたし、あとがきでは市川さんはこれからの検察官への期待も書かれていました。そんな著者の姿勢にも好印象です。
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