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マンガのあなた SFのわたし 萩尾望都対談集 1970年代編
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2012/02/22 |
JAN | 9784309273075 |
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商品レビュー
4.2
31件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
萩尾望都 手塚治虫 水野英子 石ノ森章太郎 美内すずえ 寺山修司 小松左京 松本零士 羽海野チカ 図書館で読んだが、まとめて読み返したくなって。 人選はもちろんだが、各章の扉に掲載されている各人の写真が嬉しい。 萩尾望都は漫画や発言を越えて、その顔すら好もしい。 「百億の昼と千億の夜」連載前後。 驚いたのは手塚治虫の結構メンドくさいジェンダー発言。 超啓蒙的な手塚のことだから浅薄に差別と断罪できるほどの強烈さではないが、じんわりじんわりと透けて見える意識。 性差別ではなく性区別だろという意識の一枚下がじわっと嫌な感じ。 これが当時は当然だったんだろうな。 寺山修司は別格に面白い。 でももっともっと面白くなりそうな、種をバラバラ投げ出された印象で、嬉しいと同時に飢餓感。 特別編の羽海野チカが、単にファンとミーハーに言うだけでなく、具体的に自作のどこが萩尾の何から影響されているのか、きちっと発言しているのが、凄い。 萩尾も先人からの影響を具体的に例示できる人なので、同じ水準での会話になっている。 そうか、はぐみはメリーベルだったのか。 そして「ゴールデンライラック」を好きな人の話が聞けるのは、とっても嬉しい。 引用されるコマが適切で、とても勉強になる。
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対談相手が故人も多く、その言葉が読めるのでも貴重な内容。 寺山修司の問いかけ(「月がもらえたらどうするか」など)が不思議な発想でおもしろかった。 語り下ろしの羽海野チカ、影響を受けた場面などを図で比較して見られたりもして興味深く読んだ。手に入れた原画を返却したエピソードなんかもよ...
対談相手が故人も多く、その言葉が読めるのでも貴重な内容。 寺山修司の問いかけ(「月がもらえたらどうするか」など)が不思議な発想でおもしろかった。 語り下ろしの羽海野チカ、影響を受けた場面などを図で比較して見られたりもして興味深く読んだ。手に入れた原画を返却したエピソードなんかもよかった。
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1970年代、『百億の昼と千億の夜』連載開始時の対談が多い。 そのころマニア誌の用語辞典で「萩尾望都:最近は対談に意欲を燃やし、タイダンの妖女と恐れられている」と揶揄されていた。 引用図版の配置ぶりが適格で、マニアが編集したことがうかがえる。 巻末の語りおろし、羽海野チカ...
1970年代、『百億の昼と千億の夜』連載開始時の対談が多い。 そのころマニア誌の用語辞典で「萩尾望都:最近は対談に意欲を燃やし、タイダンの妖女と恐れられている」と揶揄されていた。 引用図版の配置ぶりが適格で、マニアが編集したことがうかがえる。 巻末の語りおろし、羽海野チカの心酔ぶりが微笑ましい。
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