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菊燈台 ホラー・ドラコニア少女小説集成 平凡社ライブラリー757
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 平凡社 |
発売年月日 | 2012/02/14 |
JAN | 9784582767575 |
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商品レビュー
4
6件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
山口晃展で原画を先に観て、本を見かけて読んでみた。 後半のよくわからない文章はちょっとだけみたけど、菊燈台の余韻に浸りたくて今のところ読んでない。 瀬戸内の悪党塩田主・百地の長者に売り飛ばされ、塩汲みの下人として働いていた、美少年の菊麻呂。 同僚の男に迫られ、逃走したが失敗。 彼を捕らえた長者は罰として、十日の間、油を満たした燈明皿をあたまの上にのせ、広間に立つ人間燈台(菊燈台)として宴の肴になって、やがて。 登場人物がことごとく嫌らしい人々。なのに、話が少しも暗く陰惨な気持ちにならずに読める不思議。 人間ってしかたない生き物よねーって。 「宇賀の長者物語」をこんな解釈で広げられるのってさすがだなあ。 そして、やっぱり山口晃の世界がとんでもない。 日本的でいてミュシャのような印象もあり。 話も気になるけど挿絵もじっくり観たくて、何で別々じゃないんだー!途中で挿し込むなんて!という気持ちに。挿絵なんだけども。
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山口晃さんの挿絵が見たくて読んだ。 物語の世界感とも合っていて、 あの調子で淫靡で官能的な物語を他にも読みたい。
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物語本来の異形もすごいが、押絵があることで世界が広がっている。 幻想ではなく心象世界。 水と炎、北方さまと下人 対比として絵に盛り込まれた 少女∧男
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