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明日から俺らがやってきた(1) 電撃文庫
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明日から俺らがやってきた(1) 電撃文庫

高樹凛【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 アスキー・メディアワークス/角川グループパブリッシング
発売年月日 2012/02/10
JAN 9784048862721

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商品レビュー

3.6

11件のお客様レビュー

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2014/12/18

高校3年生. 進路希望調査を前に「推薦」か「受験」か悩む少年. そんな彼の前に 「推薦を選んだ彼」と「受験を選んだ彼」がやってきた. それぞれの選んだ生活は碌なもんじゃないから 違う選択肢を選ばせようという事らしい. そんな感じで, 未来の自分に進路について口出しされながら うん...

高校3年生. 進路希望調査を前に「推薦」か「受験」か悩む少年. そんな彼の前に 「推薦を選んだ彼」と「受験を選んだ彼」がやってきた. それぞれの選んだ生活は碌なもんじゃないから 違う選択肢を選ばせようという事らしい. そんな感じで, 未来の自分に進路について口出しされながら うんぬんかんぬん. 選択肢でセーブしてルートを外れると ロードしてやり直そうと,そういう感じですね. で,自分がやり直すんじゃなくて 過去の自分にやり直させようとする感じが新しい? と思ったけど 「やわらかウンコマン」と「カチカチウンコマン」みたいなもんか?

Posted by ブクログ

2014/04/13

推薦で大学に入った未来と受験で大学に入った未来。それぞれの主人公がぜんぜん性格が異なっていて面白かった。しかし、未来の自分が来た理由は語られなかったのが・・・ ヒロインは不器用なタイプでなかなかかわいい。

Posted by ブクログ

2013/08/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ちょっと前に読んだので記憶は薄れてるのだが。 進路に悩む高校3年生のもとへ二つの可能性を選択した未来からそれぞれ「将来の俺」がやって来て、互いに「この道は失敗だ。悪いこと言わないから他の選択にしろ」と言ってくる。一人は推薦で進学し大学デビューしたが遊びほうけすぎて将来に展望のない『推薦』、もう一人は努力してワンランク上の学校へ進んだが女性と縁がなく就職には困らない代わり学生時代に何の楽しい思い出もない『受験』。 タイムトラベル物には大きく分けて2種類ある。時間移動に科学的な説明が用意されている物と、そういう説明は素っ飛ばし移動した結果のドラマを描く物だ。本書は後者に当たる。過去にした選択への後悔が二人の桜井真人を人生のチェックポイントともいえる場所へ連れてくるのだが、二人と接した現在の桜井真人は当然のように苦悩する。推薦を選んでも駄目、受験を選んでも駄目、だがどちらかを選べと担任は迫ってくる。自分は自分の未来をどうしたいんだろうか。 更にライトノベルなのでそこに同じクラスの美少女も絡んでくる。二人がやって来たことで進路に悩み始めた真人は同じ悩みを持つ同士として高瀬涼との距離を縮める。元の時間軸では接点のなかった二人だが、『推薦』と『受験』が未来からやって来たことで微妙に世界への影響が出ているのだ。高瀬と会話を重ねるうち「氷」と称される態度に隠された“普通の女の子”の面が見えてきて真人は次第に気になり始める。だが未来での高瀬は大学に入るとよくない人間との付き合いから不幸になり音沙汰も聞かなくなると教えられる。真人は自分だけでなく高瀬にも幸せになってほしい。二人の未来を同時に変える方法はないかと模索し始めるのだった。 高瀬涼という女の子は「美人だけど物静かで大人しく印象の薄い、卒業して狭い教室から解放されてしまったら強い印象が残らない」そんな存在として描かれている。自分の高校生活を振り返っても居たな、そんな女の子。野郎が8割5分のムッサイ学校だったんですがね。 本来は接点のなかった二人が交わることで起こらなかったはずのイベントが発生し徐々に未来が変わっていくのだけれど、そのイベントの起き方がストーリーラインに並べられたチェックポイントという感じで乗り切れなかった。文章との相性もあるんだろうが読むのにやたら時間かかった。 未来から来て好き勝手やってるだけかと思った二人もそれぞれに考えるところがあるようで、特に『受験』はなまじっか頭が回る物だから、ある可能性に気づいてしまう。この時代の桜井真人が自分と高瀬の二人を救う第三の道を巻の半ばほどで選択するのだが、その時点で未来は変えられてるはずでなのに自分たちは変わらず存在している。これは既に分岐し確率した世界に新たな桜井真人の選択は干渉しない、新しい可能性の世界が出来るだけで自分たちはやはり救われないのではないか。 過去に戻ればやり直して別な人生を歩めると思っていた二人もまた、現在の真人同様に自分たちの生き方をどうするか迫られる。 青春の葛藤とか恥ずかしいくらいの熱さとか作者の書きたい物は一本芯が通っていたので物語的には迷子になることなく読めたのだが、読後の印象がそれほど強くないのはやはり全体のリズムとして走りすぎたようなところがあるからか。

Posted by ブクログ

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