明日から俺らがやってきた(1) の商品レビュー
高校3年生. 進路希望調査を前に「推薦」か「受験」か悩む少年. そんな彼の前に 「推薦を選んだ彼」と「受験を選んだ彼」がやってきた. それぞれの選んだ生活は碌なもんじゃないから 違う選択肢を選ばせようという事らしい. そんな感じで, 未来の自分に進路について口出しされながら うん...
高校3年生. 進路希望調査を前に「推薦」か「受験」か悩む少年. そんな彼の前に 「推薦を選んだ彼」と「受験を選んだ彼」がやってきた. それぞれの選んだ生活は碌なもんじゃないから 違う選択肢を選ばせようという事らしい. そんな感じで, 未来の自分に進路について口出しされながら うんぬんかんぬん. 選択肢でセーブしてルートを外れると ロードしてやり直そうと,そういう感じですね. で,自分がやり直すんじゃなくて 過去の自分にやり直させようとする感じが新しい? と思ったけど 「やわらかウンコマン」と「カチカチウンコマン」みたいなもんか?
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推薦で大学に入った未来と受験で大学に入った未来。それぞれの主人公がぜんぜん性格が異なっていて面白かった。しかし、未来の自分が来た理由は語られなかったのが・・・ ヒロインは不器用なタイプでなかなかかわいい。
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ちょっと前に読んだので記憶は薄れてるのだが。 進路に悩む高校3年生のもとへ二つの可能性を選択した未来からそれぞれ「将来の俺」がやって来て、互いに「この道は失敗だ。悪いこと言わないから他の選択にしろ」と言ってくる。一人は推薦で進学し大学デビューしたが遊びほうけすぎて将来に展望のない『推薦』、もう一人は努力してワンランク上の学校へ進んだが女性と縁がなく就職には困らない代わり学生時代に何の楽しい思い出もない『受験』。 タイムトラベル物には大きく分けて2種類ある。時間移動に科学的な説明が用意されている物と、そういう説明は素っ飛ばし移動した結果のドラマを描く物だ。本書は後者に当たる。過去にした選択への後悔が二人の桜井真人を人生のチェックポイントともいえる場所へ連れてくるのだが、二人と接した現在の桜井真人は当然のように苦悩する。推薦を選んでも駄目、受験を選んでも駄目、だがどちらかを選べと担任は迫ってくる。自分は自分の未来をどうしたいんだろうか。 更にライトノベルなのでそこに同じクラスの美少女も絡んでくる。二人がやって来たことで進路に悩み始めた真人は同じ悩みを持つ同士として高瀬涼との距離を縮める。元の時間軸では接点のなかった二人だが、『推薦』と『受験』が未来からやって来たことで微妙に世界への影響が出ているのだ。高瀬と会話を重ねるうち「氷」と称される態度に隠された“普通の女の子”の面が見えてきて真人は次第に気になり始める。だが未来での高瀬は大学に入るとよくない人間との付き合いから不幸になり音沙汰も聞かなくなると教えられる。真人は自分だけでなく高瀬にも幸せになってほしい。二人の未来を同時に変える方法はないかと模索し始めるのだった。 高瀬涼という女の子は「美人だけど物静かで大人しく印象の薄い、卒業して狭い教室から解放されてしまったら強い印象が残らない」そんな存在として描かれている。自分の高校生活を振り返っても居たな、そんな女の子。野郎が8割5分のムッサイ学校だったんですがね。 本来は接点のなかった二人が交わることで起こらなかったはずのイベントが発生し徐々に未来が変わっていくのだけれど、そのイベントの起き方がストーリーラインに並べられたチェックポイントという感じで乗り切れなかった。文章との相性もあるんだろうが読むのにやたら時間かかった。 未来から来て好き勝手やってるだけかと思った二人もそれぞれに考えるところがあるようで、特に『受験』はなまじっか頭が回る物だから、ある可能性に気づいてしまう。この時代の桜井真人が自分と高瀬の二人を救う第三の道を巻の半ばほどで選択するのだが、その時点で未来は変えられてるはずでなのに自分たちは変わらず存在している。これは既に分岐し確率した世界に新たな桜井真人の選択は干渉しない、新しい可能性の世界が出来るだけで自分たちはやはり救われないのではないか。 過去に戻ればやり直して別な人生を歩めると思っていた二人もまた、現在の真人同様に自分たちの生き方をどうするか迫られる。 青春の葛藤とか恥ずかしいくらいの熱さとか作者の書きたい物は一本芯が通っていたので物語的には迷子になることなく読めたのだが、読後の印象がそれほど強くないのはやはり全体のリズムとして走りすぎたようなところがあるからか。
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進路で悩む真人の前に現れたのは未来の自分だった! 推薦を選んだ未来の自分はチャラく、遊びすぎたことを後悔してる。 受験を選んだ未来の自分は冴えなくて、青春しなかったことを後悔してる。 その未来はやめとけ!と現れる未来の自分とのやりとりが面白かった! 未来組はそれぞれ過去を悔...
進路で悩む真人の前に現れたのは未来の自分だった! 推薦を選んだ未来の自分はチャラく、遊びすぎたことを後悔してる。 受験を選んだ未来の自分は冴えなくて、青春しなかったことを後悔してる。 その未来はやめとけ!と現れる未来の自分とのやりとりが面白かった! 未来組はそれぞれ過去を悔やんでるけど、彼らには今の主人公が持ってない長所があって、経験と時間があるんだよね。 主人公が最後に選択を迷わないとこが、凄く好きだなぁ! ヒロインも可愛かったし、伝えたいことが明確で、熱い話でした。
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受験を控えた主人公の元にがり勉して大学に入った未来の主人公とちゃらく過ごした主人公の二人がやってきて未来は最悪だと言ってきた。 これを受けて主人公はどう動くかという青春ラブコメ。 まったくといっていいほど設定が生きてないし、未来から来た主人公達の目的は? 会話も主人公3人の会話は特徴がないし……。 でも、ヒロインとその妹はかわいいな(笑)
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評価:☆4.5 進路に悩む主人公桜井真人の元に現れたのは未来の自分だった!勉強して浪人しながらも大学へと進んだ自分:通称「受験」と、遊びまくって青春を謳歌する道を進んだ自分:通称「推薦」。 未来の自分がやってくる、なんてのはよくある話なんだけど、同時に(同時期の)未来の自分が2人くるっていうのはあんまりないんじゃないかな? 3人の桜井真人のやり取りが面白い。 特に受験と推薦は正反対の性格をしてるのが味があっていい。 受験のとりあえず「後学のためだ」で済ますのには笑ってしまうw 未来の2人の自分、そして高瀬に出会うことによって真人はより良い未来を求めて奮闘する。 高瀬は絵を見ると全く「氷の女王」なんて異名を貰う感じには見えないんだけど、初々しく照れる姿が可愛かったからよしとしようw 未来なんてのはいくら考えても分からないもので、その未来が今になったとしても本当にこれで良かったのかなんて誰にも分からなくて。 でも、それでも確かに言えるのは、無駄なことなんて一つもないんだということ。 それは未来からやってきた受験と推薦が示してくれた。彼らは自分の人生に納得していなかったけれども、それまでの経験は確かに自分の糧となっていて、"今"の真人の背中を押すことができたのだから。 そして自分が選んだ未来に誇りを持つために今最善を尽くすこと、それが大事なのだろう。 奇抜な展開は無かったけれども、真人と高瀬のボーイミーツガールとしても良質でした。 ラストのマフラーは反則だ・・・。 良かったんだけどこれ今見たら続編あるのね。綺麗に終わってるだけに読むのが怖いな。
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ようやく消化。読んでみると面白い。まあ面白そうだったから買ってはいるんだけど。 SFのような派手な背景があるのに、それを大学受験だけに留めてしまうのは少しもったいない気もするが、これが最近の流行なのかもしれない。いやしくも商業的。
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電撃文庫MAGAZINE賞受賞作です。 二種類の未来から自分がやってくるお話。 内容的には全然違いますが、「学校を出よう」の2巻を思い出しましたw ちょっと会話のリズムとか、 時間の経過とかが肌に合わなくて掴みのあたりで引っかかりました。 なんちゅうか、未来人来ててす...
電撃文庫MAGAZINE賞受賞作です。 二種類の未来から自分がやってくるお話。 内容的には全然違いますが、「学校を出よう」の2巻を思い出しましたw ちょっと会話のリズムとか、 時間の経過とかが肌に合わなくて掴みのあたりで引っかかりました。 なんちゅうか、未来人来ててすんなりうけいれたり あんなエピソード少なく時間過ぎたりしないんじゃないかと。 最終的には、けっこう面白かったのですが、 そう比べると学校を出ようの2巻のが物語的には面白かったかなw でも作者のメッセージはいっぱい詰まってて、 中身があるって意味ではかなり良かったです。 ただ詰め込みすぎてて物語自体がいまひとつなのが残念かなぁ。
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爽やかなラブコメ 主人公を筆頭に出てくるキャラ全てに好感が持てました。 テーマも明確で良かったです。
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あらすじや帯の紹介文から、てっきりバカコメディだと思って読み始めたら、思いのほかまっすぐな青春ストーリーでびっくりした。「未来から自分が来た」という不思議要素があるとはいえ、ここまでまっとうにティーンエージャーの成長ストーリーを真面目に書いているライトノベルも珍しいと思う。高校生...
あらすじや帯の紹介文から、てっきりバカコメディだと思って読み始めたら、思いのほかまっすぐな青春ストーリーでびっくりした。「未来から自分が来た」という不思議要素があるとはいえ、ここまでまっとうにティーンエージャーの成長ストーリーを真面目に書いているライトノベルも珍しいと思う。高校生の時にこの作品を読んでいたら全力で感情移入してしまったと思う。 その反面、『推薦』や『受験』よりも年を食ってしまった読者にはちょっと劇薬かもしれない。未来の可能性に臨む主人公の一挙一動がまぶしすぎてなかなか読み進められないことも。私がそのクチだった。
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