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帰してはいけない外来患者
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 医学書院 |
発売年月日 | 2012/02/01 |
JAN | 9784260014946 |
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帰してはいけない外来患者
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商品レビュー
4.5
6件のお客様レビュー
本書は後期研修医へのテキストとして編集されたもので、重篤な疾患を見逃さないための診断のポイントがわかりやすい形で整理されていました。 執筆者は熟練の臨床医と後期研修を終えて若手の医師によるチームで行なわれていて、読みやすいように様々な工夫が見られました。 内容は3章での構成とな...
本書は後期研修医へのテキストとして編集されたもので、重篤な疾患を見逃さないための診断のポイントがわかりやすい形で整理されていました。 執筆者は熟練の臨床医と後期研修を終えて若手の医師によるチームで行なわれていて、読みやすいように様々な工夫が見られました。 内容は3章での構成となっていました。 1章では総論として集めるべき情報、バイタルサインなどから判断できる除外すべき疾患、緊急性や有病率から判断する優勢順位などについて具体的な例を挙げて説明していました。 2章は症状から逆引きで疾患が追えるように構成されていました。 レッドフラッグとなる「帰してはいけない患者の見分け方」や「帰してもよい患者」などについてまとめられていました。 3章では1・2章を踏まえて具体的な症例を指導医と研修医の対話の中で説明されていました。 全部で31の症例を、症状から確定診断に至るまでの過程がライブ形式で追えるようになっていました。 タイトルも「あるものが見えない?(頭痛で来院した患者が実は帯状疱疹だったケース)」などキャッチーなものが付けられていて、飽きさせないものだと思います。 本書はこのようにレッドフラッグについてわかりやすく整理されていました。 類書を何冊か紐解いてみましたが、著者の「わかりやすく伝えたい」という心意気を感じさせる好著だと思いました。
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軽いと思って医者に行く。先生は問診と簡単に診療して病名を判断する。大抵はこれで済む。だけど、時には見過ごされる事もあるのだ。帰してはいけない患者もいる。そう思ってくれるくれる医者が増えるのを望むしかない。
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初期研修のときにさらっと読んで、3年目になってしっかり読み直しました。本書の対象読者は内科外来をはじめた後期研修医向けだそうです。 「帰してはいけない」というタイトルの勝利で、患者さんを帰す立場であれば初期・後期(・それ以上?)に関わらずお勧めの本だと思います。他の本と違って「...
初期研修のときにさらっと読んで、3年目になってしっかり読み直しました。本書の対象読者は内科外来をはじめた後期研修医向けだそうです。 「帰してはいけない」というタイトルの勝利で、患者さんを帰す立場であれば初期・後期(・それ以上?)に関わらずお勧めの本だと思います。他の本と違って「帰す」という現場の問題に向き合った良書です。 第1章は診断学の入門編としてわかりやすく、初期の先生に特におすすめです。野口善令先生の「誰も教えてくれなかった診断学」がベースにあります。 第2章の症候学は初学者が「帰してはいけないのはどんな時か」という視点でさらっと読むには良いと思います。深く鑑別を考えるには、他書を参考にするのが良いでしょう。 第3章の症例集は初期2年目~後期にとって良い頭のトレーニングになります。外来で踏みかねない非典型的な地雷症例(?)が年齢順に並んでいます。基本を押さえたあとに読むと良いです。研修医と指導医の対話形式で、つい面倒臭がりな研修医の心理描写も心当たりがあって楽しく読めます。 コラムやあとがきからは松村先生をはじめ著者の先生方の外来への真摯な姿勢が感じられ、自分もこのような外来診療カンファレンスに出てみたいと感じました。
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