仕事学のすすめ(2012年 3月) 自ら仕事を創造せよ 知楽遊学シリーズ

ビジネス・経済(著者), 勝間和代(著者)

• 販売会社／発売会社: NHK出版
• 発売年月日: 2012/02/25
• JAN: 9784141895756

商品レビュー

2012/06/20

NHK「仕事学のすすめ」全4回放映内容のテキストブック。安藤忠雄氏の放映を見逃したので書籍を購入しました。

建築を見る限り安藤忠雄氏は芸術的な人かと思いきや、書籍を通じて、彼の仕事に対する考え方を見てみると、非凡な努力家だと気づかされます。

第２回「自分に投資せよ」では祖母の教えやら、独学で建築を学んだかが紹介されていますが、そこから彼がどのような行動基準を持ってきたかが読み取れます。ここまでストイックにできる人はほとんどいませんが、勉強する上や仕事をする上でどのような考えで行うべきか参考になるかと思います。

2012/04/19

「何を、どう学ぶか」を考える所から学ぶ。
自分で時間の過ごし方を決め、
それにより、その人の個性や知性、感性が決まってくる。

学歴に頼らず、自身の「個」の力で
人生を切り開いてきた安藤忠雄氏の言葉は、
示唆に富んでいます。

2012/03/17

建築家・安藤忠雄氏が半生を振り返り、自らの仕事観を語る。
これだけ有名な建築家でありながら専門的な教育を受けた過去を持たず、独学で学び、活躍の場を切り拓いてきた事を知らなかった。（プロボクサーだった時期もある！）
「仕事は自ら作るもの」という自身言葉の通り、意思の力で道をつくってきたからこそ、その言葉は熱く、重い。
・今でも地道にコンペに応募し、多くは落選。「連戦連敗」を繰り返しながらも、懲りずに挑戦し続けることで、仕事を続けている。
・仕事をつくるためには、自分を常に磨いておく必要がある。自分自身がおもしろい人間になることで初めて、刺激的な人や仕事に出会える。
・条件の厳しい、苦労の多い仕事だからこそ、何のために、誰のために作るのかという、最も大切な問いを常に自分自身に投げかけることをいつも考えさせられた。
・衝突を避け、その場しのぎで皆の意見を合わせたのでは、それだけのものしかできないのは当たり前。緊張感を絶やさずに、建設的な対話を重ねて自分の思いを貫けるかが勝負。
・仕事の質は、それに関わる人間がどれほど緊張感を持っているかで決まる。
これまで建築という分野に興味を持ったことはなかったが、もっと安藤氏の言葉に触れたいと思う、きっかけになった。