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アジアにこぼれた涙
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 旅行人 |
発売年月日 | 2012/01/28 |
JAN | 9784947702708 |
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アジアにこぼれた涙
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商品レビュー
4.3
15件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
石井光太さん、読了9冊目。 一話一話に出てくる、傷ついたアジアの人々に対する憐憫というか接する著者の悲しみがすごく伝わってきた。 戦争や紛争の難民、孤児、国家や社会の救済からこぼれた弱者たち。搾取の連鎖。 •アフガントラックの絵師…親子の世代間確執的な •ダルフールからやってきた兄と妹:別の著書でも見かけたが、犠牲になるのはいつも弱きもの、女性や子どもたちなのだ •ジャカルタの失恋者たち •イメルダが私に願ったこと:女性を騙す日本人男性(日本人に相手にされなかった底辺民)が諸悪の根源だろう… •クリシュナと〈長髪〉の花園…この2人の友情には人間の優しさが見えた •歓楽街の注射器娘…今の世界は、長い歴史と多くの犠牲者の上に成り立っている、改めて気付かされる •はかない夢…子どもが夢を見出せない国なんて、世界なんて最低だ、そんな惨状を放置する国や政府なら何のために存在するのか •誰がために金は鳴る…草の根で石井さんが活動して国家間の問題がたとえどうにもならないとしても、この人は活動し続けるのだろうな。『世界の美しさを〜』で、石井さんに影響を受けて国際協力などの道に進む若者がいることを述べられていた。自らがそれを職務にできなくても、読者であること、世界中の問題を認識し、アップデートし、子どもに伝えていくこと。 どんな状況でも夢を持ち続ける尊さ •砂漠に消えた少年…ある日突然我が子が誘拐される世界など、あってはならない •自浜で踊る…唯一希望が感じられた。シスターを柱として孤児院の女児たちの連帯と力強さが描かれていた
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著者がまだ若い頃、2000年から2008年のアジア。路上で、孤児院で、安宿で・・・難民や路上生活者、孤児たち「底」で生きている人々と一緒に過ごし、取材した記録。 アフガン、スーダン、シリアからの難民たち。「幸せの国」ブータンからの難民がネパールに、世界からの関心を集められずに...
著者がまだ若い頃、2000年から2008年のアジア。路上で、孤児院で、安宿で・・・難民や路上生活者、孤児たち「底」で生きている人々と一緒に過ごし、取材した記録。 アフガン、スーダン、シリアからの難民たち。「幸せの国」ブータンからの難民がネパールに、世界からの関心を集められずに取り残されていることは、この本で初めて知った(2022年現在、多くが第3国に移住、定住しいるらしい)。 底で生きる人々の、多くの「絶望」と少しの「希望」を描く。 出版から10年経った今も、残念ながら、世界ではまだ新たな「底」が溢れている。大きな物語ではなく、一人ひとりの「生」に物語があることを忘れてはいけない、と本書は語っている。一人ひとりの「生」。
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東南アジア史10講で、さらっとベトナム戦争時にアメリカ側の兵士たち用観光スポットになった云々の部分が、おしゃれなビーチバカンスイメージからいきなり場末の歓楽街、からのHIV感染拡大、という生々しさ…。おおお…。
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