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フランス文学講義 言葉とイメージをめぐる12章 中公新書

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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2012/01/25 |
JAN | 9784121021489 |
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フランス文学講義
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商品レビュー
4
7件のお客様レビュー
●近代小説は19世紀から「個人」に焦点を当てて発達してきたという。フランス近代文学から、その発達過程を解説している。
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技術によってのみ、私たちは自分自身から抜け出して、ひとりの他人がこの宇宙をどんなふうに見ているかを知ることができる。それは私たちの宇宙と同じではなく、その風景は月世界のそれのように私たちには知られずに終わるところだった。芸術のおかげで私達は、たった1つの自分の世界だけを見るかわり...
技術によってのみ、私たちは自分自身から抜け出して、ひとりの他人がこの宇宙をどんなふうに見ているかを知ることができる。それは私たちの宇宙と同じではなく、その風景は月世界のそれのように私たちには知られずに終わるところだった。芸術のおかげで私達は、たった1つの自分の世界だけを見るかわりに、多数の世界を見ることができる。(プルースト『見出された時』)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
著者のテーマは「〈私〉を通して世界を見る」。フランス近代文学を素材に、私たちが物語を通して「見ている」ものとは何か、そして「書かれている」ものは何かを考える。ルソーからプルーストまで12人。入門書以上・専門書未満という構成としては中途半端な感がぬぐえない。だから「文学講義」なのでしょう。ともあれ、興味のある作家の章だけ読んでも面白いは事実。
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