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日本の精神医療史 明治から昭和初期まで
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 青弓社 |
発売年月日 | 2012/01/20 |
JAN | 9784787233349 |
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日本の精神医療史
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日本の精神医療史
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商品レビュー
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金川英雄『日本の精神医療史』青弓社、読了。本書は副題の通り「明治から昭和初期まで」の日本精神医学史を資料をもとに丹念に読み解く労作。日本の精神医学の礎を築いた呉秀三と樫田五郎の著書『精神病者私宅監置ノ実況及ビ其統計的観察』(1918年)を腑分けし、隔離・監禁の歴史を辿る。 精神障害者は元々警察の間隔であり、精神医療は「私宅監禁」(座敷牢)に対する告発だったのには驚く。呉らの努力は医療行為としての隔離・監禁は私宅監禁を消滅させる変わりに、病院による隔離・監禁を産みだした。長期隔離入院の現実の出発か。 さて本書の白眉は、朝鮮半島での精神医療の展開についての記述(日本による西洋医学の導入史)。「宣教医師」らの活躍は本書で初めて知ることが多い。但し、文明としての医療と善意の問題について(「パンセ・ソバージュ」)、大いに考えさせられる。
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