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「戦略」決定の方法 ビジネス・シミュレーションの活かし方
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2012/01/20 |
JAN | 9784023310223 |
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「戦略」決定の方法
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商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
おもに農業経済学などされている先生が、システム分析やシミュレーションについて書いた入門本。たまたま最近読んだネイト・シルバーの『シグナル&ノイズ』と重なるところが多いのだが、どうもこちらのほうが格が落ちるというか、目線の高さが違うなあと感じて残念。手軽な入門本だから、というのもあ...
おもに農業経済学などされている先生が、システム分析やシミュレーションについて書いた入門本。たまたま最近読んだネイト・シルバーの『シグナル&ノイズ』と重なるところが多いのだが、どうもこちらのほうが格が落ちるというか、目線の高さが違うなあと感じて残念。手軽な入門本だから、というのもあるかもしれないが。 厳しくいえば、「コンピュターによるモデルも限界があるのでまず仮説づくりが大事ですよ」など「そりゃそうだ」的な話だけして、それに少しアネクドータルな事例を加えて、さいごに床屋政談をしておしまい。物足りない。 数量化したシミュレーションと、適切な仮説を作るための歴史観・大局観の両方がだいじで、それらを相互に検証しながら精度を高めていくプロセスがシステム分析だというのはごもっとも。この本は、よりむずかしい歴史観・大局観のほうをどうするかにより重点を置いている。しかし、その肝心の重点を置いた中身がどこかで聞きかじった話を並べているような印象で、どうも薄っぺらい。たとえば2012年時点で当時の東芝の社長なぞ持ち上げているわけで、後知恵での批判にはなってしまうが、やはり読んでいる側としてはしらけざるをえない。ブラック・ショールズ式についても、どうもちゃんと理解(数式そのものの中身ではなく、何のために使う式なのかという、素人でも難なくわかる点について)もせずに批判しているっぽい。なお、個人的には、田中角栄が農業生産に頼らず工業化で地方の所得をあげようとしたのは慧眼、なんて話はそれなりに興味深く読んだ。また、以前在籍した農水省への批判(すでに妥当性をうしなった食糧増産というミッションにいつまでもしがみついている)なども、さもありなんと思わせる。 ぜんぜん細かい個別の話になるが、ランチェスターの法則をビジネスに当てはめるっていう話は、最近では流行っていない気もするものの、わりとよく聞く。しかし、これは相手の戦力を直接的に撃破する戦争の話であり、そのままビジネスに横展開できる代物なのだろうか?棚割りみたいな希少な資源を奪いあう局面ではビジネスに当てはまらないこともない気はするが。「選択と集中」っていうのも、どちらかというと投資対象の分散は投資家側でするから企業で余計なことはするな、という文脈から来ており、あんまりランチェスターの法則は関係ない気がしている。
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システム分析 システムとは複雑系 ランチェスターの法則 バトルオブブリテン シミュレーション 仮説 要素の絞込み
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図書館の新刊コーナーでなんとなく目について借りてみたが大当たり。 シミュレーションやシステム分析についての入門書。 システム分析の歴史、ポイントを事例を紹介しながらの解説~環境に合わない社会システムについての問題提起。 単語は知っているけど、具体的なことは知らなかったオペーレーシ...
図書館の新刊コーナーでなんとなく目について借りてみたが大当たり。 シミュレーションやシステム分析についての入門書。 システム分析の歴史、ポイントを事例を紹介しながらの解説~環境に合わない社会システムについての問題提起。 単語は知っているけど、具体的なことは知らなかったオペーレーショナル・リサーチ(OR)、ランチェスター戦略、役所の発表する統計、予測数値の妙はアセスメントならぬアワセメントであることなどモヤモヤがすっきりする内容だった。 システムについて視点を変えてみるいいきっかけになる本だった。買おうと思う。
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