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マルス・ブルー
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マルス・ブルー
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商品レビュー
3.2
9件のお客様レビュー
読み終わって感じたことは、細かな戦闘機のメカニズムや描写はとても細密で、ストーリーを含めドキドキハラハラしました。 正直飛行シーンについては私には難しすぎるほどの細かく描かれていましたが、好きな人にとって期待を裏切らない描写なのではないかと思います。 景坂のように核の保有やミサイ...
読み終わって感じたことは、細かな戦闘機のメカニズムや描写はとても細密で、ストーリーを含めドキドキハラハラしました。 正直飛行シーンについては私には難しすぎるほどの細かく描かれていましたが、好きな人にとって期待を裏切らない描写なのではないかと思います。 景坂のように核の保有やミサイルなどの無人兵器を否定し自らの命をかけサムライとして戦いたいと思うのか、武藤のように空戦での抑止力をもって日本の主権を守ろうとするのか。 航空自衛隊という現代の日本の在り方を表す組織の中で映し出される2つの生き方や想いは、変わりゆく世界情勢の中で考えさせられるものだと思います。 戦争とは?何を守り何の為に生きるのか?様々な考え方があるからこそ自分はどう思うのかを考えるきっかけになると思います。 好きなシーンは景坂と美紀、武藤が飛び回る蜉蝣のなかで会話をするシーンです。 ちっぽけなカゲロウも一つの命、自分も一つの命。いつか失われる命という点では等価なのたと感じたカゲロウ。 「理想の戦闘機乗りじゃないか」という言葉は景坂の想いをストレートに、美しく表現しているセリフだと思いました。そして物語の終盤で出てきたこの回想シーンは、景坂、美紀、武藤と読み手の気持ちを繋げてくれると感じます。 私自身恥ずかしながらカゲロウという生き物を初めて知ったのですが、読み終わって調べてみると姿形がとても美しく驚きました。数ある虫の中から重要なワードとしてこの物語に登場させた理由が自分なりに納得でき、作者の想いを感じることができました。
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戦争反対だけど戦闘機とか戦艦ってカッコイイのよねー フィクションだからこそ楽しめるんだけど、それはそれ、リアリティ感じるとこがあるのがイイ
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小松基地をベースとした航空自衛隊をテーマとした軍事スリラー。ここにカテゴライズされる作品では夏目氏かすでに君臨しており、その類似性以上のものであることを筆致で示すには至らなかったというのか第一感である。エンターテイメントとしては、十分読み応えがあり、鳴海氏の過去作と比しても出色の...
小松基地をベースとした航空自衛隊をテーマとした軍事スリラー。ここにカテゴライズされる作品では夏目氏かすでに君臨しており、その類似性以上のものであることを筆致で示すには至らなかったというのか第一感である。エンターテイメントとしては、十分読み応えがあり、鳴海氏の過去作と比しても出色の出来と思うが、やはり作の構図か類似しているので損している感がぐえない。 物語はカゲロウのコードネームを持つ数年前にF15もろとも行方不明となっていたトップパイロットのネームが入ったパイロットブーツを履いた脱北者と思われる死体が漂着したことから展開する。カゲロウは生存しているのか。
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