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すぐわかる!4コマ西洋音楽史(3) ロマン派中期-近現代
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | ヤマハミュージックメディア |
| 発売年月日 | 2012/01/01 |
| JAN | 9784636869200 |

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すぐわかる!4コマ西洋音楽史(3)
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3は19世紀半ばのロマン派中期、メンデルスゾーンやショパン、ブラームスといった人たちから、「18世紀末に怒ったフランス革命とそれに続くナポレオン戦争をきっかけに、それぞれの民族の間で、民族意識が高まった」(p.34)ことや「カール・マルクスの社会主義思想の台頭とともに、19世紀...
3は19世紀半ばのロマン派中期、メンデルスゾーンやショパン、ブラームスといった人たちから、「18世紀末に怒ったフランス革命とそれに続くナポレオン戦争をきっかけに、それぞれの民族の間で、民族意識が高まった」(p.34)ことや「カール・マルクスの社会主義思想の台頭とともに、19世紀後半のヨーロッパには民族主義的な風潮が広まって」(p.54)きたところからのロシアや東欧・北欧の国民楽派、二度の大戦の前後で活躍したリヒャルト・シュトラウスやバルトーク、そして「『曲は一つの調を基本に全体が構成され、そして展開していく』という作曲技法」(p.92)を揺るがせる「12音技法」を発見したシェーンベルクや「偶然性の音楽」を発表したジョン・ケージ、最後は明治時代に日本が輸入した西洋音楽ということで、滝廉太郎や山田耕筰でおしまい。 なんかこの本に出てくる色んな作曲家は、人生順風満帆、みたいな人はすごく少ない印象だった。ショパンはジョルジュ・サンドという「男装の麗人」と同棲していたけど、途中で病気になったり、37歳で別れたり、ブラームスも「クララに恋愛に違い感情を持っていたのは確かですが、シューマンが亡くなった後、実直で頑固者のブラームスはその気持ちを封印したようです。(略)ベートーヴェンと同じように、生涯、独身で通しました。」(p.33)とか、なんか切ないけど、芸術に昇華して気持ちを表現したとか、そういうことなのだろうか。スメタナは「聴覚を失った後に5年以上かけて完成したのが、有名な連作交響詩《わが祖国》」(p.59)ということで、聴覚を失った、ってベートーヴェンみたいなことになっていた人がまだいたなんて知らなかった。あとは、他の本で親ナチスだったヴァーグナーというのを知って、どうしてもこの人を好きになれないが、「今では、そのバイロイト祝祭劇場は世界中のヴァーグナーの熱狂的なファン『ヴァグネリアン』の聖地として君臨」(p.47)しているそうで、ヴァグネリアン、ってなんか怖い、とすら思ってしまう。指揮者としての方が有名なマーラーは、結婚後に娘が死んで半狂乱状態になったり心臓疾患を患ったりで、これも悲劇に見える。ちなみにこれを読みながらマーラーの交響曲第1番を聴いて、もっと聴いてみたいと思った。ロシアのストラヴィンスキーの《春の祭典》の初演の話は、災難。「初演を任された指揮者は、ストラヴィンスキー自身が弾くピアノを聴きながら、彼は少しおかしくなってしまったのかと思い、この初演の成功は難しいと感じたと言われています。120回のリハーサルを行ったにもかかわらず、初演では結局、音楽とバレエはバラバラになっていきました。また、その大胆な和音とリズムに唖然として、始まってすぐに出ていってしまった聴衆もいたといいます。最後には、憤慨して罵倒する者と、興奮して賞賛する者の声が入り混じり、会場は暴動状態になりました。」(p.85)というのも、もともとバレエ音楽じゃなかったのに、という話で、ほんと災難だなあと思う。初演の失敗と言えば、チャイコフスキーの《白鳥の湖》も失敗だったというのもチャイコフスキー自身のせいではなかったそうだから、これも似たような話だなあ、とか。 と上では悲劇でまとめてしまったが、1つ勉強したことは「標題音楽」が新しい形で広まったのはリストの「交響詩」というやつ、ということで、確かに交響詩ってなんだろう、って思ってたけど、リストが作ったもので、「世紀末から20世紀前半、ウィーンを中心に指揮者としても活躍した作曲家リヒャルト・シュトラウスの《ツァラトゥストラはこう語った》や《ドン・キホーテ》などの作品へと繋がっていきます。」(p.39)というのが新たな発見だった。 1〜3の3冊合わせてもそんなに読むのは負担という訳でもなく、手軽に西洋音楽史、というか作曲家に関するエピソードを中心に知ることができるのがいい。マンガのインパクトもあって、時間が経ってもいくつかは記憶に残りやすいと思う。(22/07/25)
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