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アウシュビッツを一人で生き抜いた少年 A Lucky Child 朝日文庫
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アウシュビッツを一人で生き抜いた少年 A Lucky Child 朝日文庫

トーマスバーゲンソール【著】, 池田礼子, 渋谷節子【訳】

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アウシュビッツを一人で生き抜いた少年 A Lucky Child 朝日文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2012/01/04
JAN 9784022617156

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商品レビュー

3.7

7件のお客様レビュー

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2018/05/01

ポーランド系ユダヤ人を父に、ドイツ系ユダヤ人を母に持つ著者は チェコスロバキアで生まれた。そのチェコスロバキアにナチス・ ドイツが侵攻して来る。 一家はポーランドに移住するがそこにもナチスの脅威が迫る。父の 機転で何度かの危機を脱するものの、ユダヤ人であることを唯一の ...

ポーランド系ユダヤ人を父に、ドイツ系ユダヤ人を母に持つ著者は チェコスロバキアで生まれた。そのチェコスロバキアにナチス・ ドイツが侵攻して来る。 一家はポーランドに移住するがそこにもナチスの脅威が迫る。父の 機転で何度かの危機を脱するものの、ユダヤ人であることを唯一の 理由として親子は強制収容所へ連行される。著者、5歳の時である。 最初に母と引き離された。しばらくは一緒の収容所にいた父とも 離れ離れになった。「子供は役に立たないから殺してしまえ」と の強制収容所を、奇跡的に生き延び、10歳で解放された回想録 が本書である。 貴重な回想録なのだろうと思う。アウシュヴィッツからザクセン ハウゼンへの「死の行進」では凍傷で足の指2本を失ったものの、 他の子供たちのように命まで失うことはなかった。 幸運だったと、著者は言う。確かにいくつかの幸運が重なって いた。アウシュヴィッツの医師は著者を守ってくれたし、ザクセン ハウゼンで知り合ったノルウェー人の青年は出来うる限りの気遣い を見せてくれた。 ただ、著者が生き延びられたのは幸運だけではなく、離れ離れに なるまでに事あるごとに父が示してくれた危機を脱する際の冷静 さや、生来の前向きな心持ちもあったのではなかろうか。 「僕が諦めたら、奴らが勝つ」。そんな思いで、父の機転を受け継ぎ、 著者は過酷な現実を生き抜いた。 残念ながら著者に生き抜く為の手本を示してくれた父は収容所で 亡くなっているが、母は生き残り、孫を抱きしめることが出来て いる。 戦争と差別意識がもたらす悲劇の検証として参考になるのだが、惜しむ らくは翻訳が直訳っぽいところだ。 英語が話せて読み書きが出来ても、商業レベルの日本語の文章を書く 素養がなければ翻訳には手を出さない方がよかったのではないかな。 ふたりの訳者の名前を見て、そう思った。 プロの翻訳家による新訳で読みたいところだ。

Posted by ブクログ

2017/03/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一人で生き抜いたというタイトルから、誰にも頼れずに己の力だけで生きたように思うかもしれない。実際は、生き抜くために父親が身に着けさせた知恵や、著者が殺されるリストに載せられないよう助けてくれた大人たち、名もなき人の親切、友人など多くの人が与えてくれた助けや幸運が積み重なって、子供ながら、生き残ることが出来たという記録だった。子ども時代の思い出を書いてあるので、読みやすい。 戦時中の話は、あまりにあっけなく人が死んでしまうので、信じられない世界に衝撃を受ける。片付けで不要なものを処分するみたいに、人が殺された記録が載っている。最近、終戦の時期になると、日本の戦争の記録をTVでみることが多いけれど、こういう外国で行われた凄惨な事実もきちんと思い返して、教訓として学ぶべきじゃないかと思う。

Posted by ブクログ

2013/10/15

訳書タイトルが示すように、少年期(10歳)でアウシュビッツに送致され、母、父と別れるも、両親から学んだ生き抜くための知恵を使い、その時々の周りの人々の助けを得て、生き抜いたトーマス氏による本。 本書の最後の方の言葉が、アウシュビッツを案内していただいた際の中谷さんの言葉と重なり...

訳書タイトルが示すように、少年期(10歳)でアウシュビッツに送致され、母、父と別れるも、両親から学んだ生き抜くための知恵を使い、その時々の周りの人々の助けを得て、生き抜いたトーマス氏による本。 本書の最後の方の言葉が、アウシュビッツを案内していただいた際の中谷さんの言葉と重なり、一段と印象に残った。

Posted by ブクログ

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