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木練柿 弥勒シリーズ 傑作時代小説 光文社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2012/01/12 |
JAN | 9784334763497 |
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小間物問屋遠野屋の主、清之介。北定町廻り同心の小暮信次郎。岡っ引の伊佐治。この3人を中心に江戸で起こった事件を解決していく。 清之介は暗い過去を持つ、得体の知れない何かを持つ男。小暮信次郎はいけ好かない心がすさんだ男。伊佐治は人の心を持ち、悪を正したいと思うまっとうな男。性格が全...
小間物問屋遠野屋の主、清之介。北定町廻り同心の小暮信次郎。岡っ引の伊佐治。この3人を中心に江戸で起こった事件を解決していく。 清之介は暗い過去を持つ、得体の知れない何かを持つ男。小暮信次郎はいけ好かない心がすさんだ男。伊佐治は人の心を持ち、悪を正したいと思うまっとうな男。性格が全く合わない3人の共通点は切れ者であること。切れ者であるが故に何故か心がそそられて繋がっている。 「木練柿」を最初に読んだ私は「何故、清之介は武士を捨てて町人になったのか?」「何故、過去に敵でも仇でもない人々を斬り殺したのか?」「妻の死の真相は何なのか?」など読後は前シリーズが気になった。 登場人物が個性豊かでグッと惹きつける言いまわしや描写はさすが、あさのあつこだなぁと思わせる作品でした。
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今回は短編集。 信次郎のヒトデナシ感もパワーアップ。 清之介のヒトタラシ感もパワーアップ。 伊佐治、最後の良心。 心理描写は相変わらず細かいが、若干しつこい。一つ間違うとクドい。 しかも、細かいのに何か物足りない。 事件自体は、心理描写がなければ秒で終わる。 バランスが、悪いのか...
今回は短編集。 信次郎のヒトデナシ感もパワーアップ。 清之介のヒトタラシ感もパワーアップ。 伊佐治、最後の良心。 心理描写は相変わらず細かいが、若干しつこい。一つ間違うとクドい。 しかも、細かいのに何か物足りない。 事件自体は、心理描写がなければ秒で終わる。 バランスが、悪いのかも。 人物描写が深く穿ち過ぎなのか? でも今のところ、細か過ぎる心理描写・人物描写は、ギリ欠点までは行っていないと思う。
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シリーズ3作目、清之助、信次郎、伊佐治が事件の解明に一肌脱いでいくのは同じである。 今回は4つの短編だったが、弥勒の月で冒頭で亡くなった清之助の妻おりんのことも描かれていてシリーズに厚みを感じた。 「楓葉の客」は春日屋の娘お絹が遠野屋で櫛を万引きをする。そのころ、信次郎と伊佐治...
シリーズ3作目、清之助、信次郎、伊佐治が事件の解明に一肌脱いでいくのは同じである。 今回は4つの短編だったが、弥勒の月で冒頭で亡くなった清之助の妻おりんのことも描かれていてシリーズに厚みを感じた。 「楓葉の客」は春日屋の娘お絹が遠野屋で櫛を万引きをする。そのころ、信次郎と伊佐治はあがった死体の見分をしていた。どんな縁があるのか。 「海石榴の道」は帯屋の三郷屋の主である吉治がおせんの元を訪ねたらおせんが首を吊っていた。吉治は人殺しの嫌疑をかけられる。さて結末は? 「宵に咲く花」では、伊佐治の義理の娘おけいは、幼いころから夕顔の花が怖く、白い花を見ると熱を出したり、気を失ったりしていた。伊佐治の息子と結婚し忘れていたが、ひょんな事から夕顔に出くわしてしまう。おけいの内面に潜むものはなんだろう。かんぴょうが夕顔の実からだとは知らなかった。干瓢と漢字で見ても夕顔は出てこなかった。知らないことを知る喜びは人のDNAに組み込まれている不変の欲求のように思う。 「木練柿」は熟柿だろう。私は甘い熟柿が好きで、ふるさと納税でいただいたが一箱届き、食べきれそうになかったのでご近所にお裾分けした。さて、物語はおみつに連れられ散歩に出ていた赤ん坊のおこまが拐われる。おこまは清之助とおりんの間の子ではないが、清之助が育てている娘だ。 木が清之助やおりんで、おこまが木練柿で木に守られて育っていくのだろう。 短編4作というが、私には一つの作品の章立てのように感じた。そう感じるのは親子の間柄がテーマになっていると感じたからだ。あさのあつこさんの表現力に魅了された。
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