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中国人がタブーにする中国経済の真実
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
発売年月日 | 2011/12/26 |
JAN | 9784569802138 |
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出版されてから1年ほど経ってしまいましたが、中国経済の最近の動向に関して、中国事情に詳しいお二人(石氏と福島女史)による対談本です。 最近(2013.2)の中国の話題は、空港を閉鎖にしてしまう程の大気汚染ですが、その話題に隠れて、経済成長や習新体制による影響に関する報道は少ない...
出版されてから1年ほど経ってしまいましたが、中国経済の最近の動向に関して、中国事情に詳しいお二人(石氏と福島女史)による対談本です。 最近(2013.2)の中国の話題は、空港を閉鎖にしてしまう程の大気汚染ですが、その話題に隠れて、経済成長や習新体制による影響に関する報道は少ないような気がしますね。 今年(2013)は、日本も大激動の年になると思いますが、成長を続けてもらいたい中国の動きも目が離せませんね。 以下は気になったポイントです。 ・新幹線がトンネルの中でスムーズにすれ違う技術は、いまのところ日本のみ、普通は脱線してしまう、また耐震設備など、日本の自然や地形ならではの鉄道技術は最高(p18) ・2003年に日本の新幹線反対運動が広がってkら、日本・フランス・カナダ・ドイツが競争入札をした、結果として日本とフランス、カナダが落札したが、それはドイツのシーメンスの嫌がった条件(値下げと技術移転)を飲んだから。JR東日本はブラックボックスなしで、「はやて」の技術を出すことを了承した(p21) ・中国発の技術は何もない、現代自動車も部品や技術のパテントのかなりの部分は三菱自動車(p22) ・中国では職人に対する尊敬がない、ここが日本と異なるところ、技術者に指図する経営者が崇拝される(p24、26) ・中国ではセメントに大量の砂を混ぜて「中抜き」するのは当たり前、鉄骨間引きも(p42) ・CCTV(中国中央テレビ)のビルは2008年に竣工しながら未だに使われていない、このようないい加減なビル建設もGDPに含まれる(p43) ・国内総生産の1割程度が、地方政府による土地の譲渡(付加価値なし)による、不動産価格の下落により譲渡や開発による1割から2割が消えてしまうことになる(p47) ・いままでGDPを大きく引き上げてきた高級マンション建設は、13億人のうちの8億人くらいには関係ない世界(p49) ・1978-2009年までの31年間で中国の経済規模は92倍になったが、その間の人民元の量は「705倍」に増えている(p51) ・共産党が天安門事件から学んだことは、1)経済を成長させ続けること、2)政権内部の意見の違いは最小限にとどめ、表に出さない事、である(p79) ・2010年の調査で、中国の大学生の8割が不公平、6割が孤独を感じている、大学を出ても就職がないから(p109) ・日本では中国人は、中国語・英語・日本語が話せれば競争に勝てる、日本の大学は勉強が楽、また、安全・衛生・豊かさを享受するのに日本留学は有利と考えられている(p117) ・2006年に南京市内のバス停で倒れていた老女を若者が助けたところ、治療費を請求され、裁判の結果、治療費の4割を払わせられる判決がでた(p125) ・中国では救急車を呼んだら、代金を払うのは救急車を呼んだ人、病院に連れて行っても、前金を払う必要があり、その人の人生に最後まで関わるほどの面倒を見る覚悟が必要(p128) ・乾流の日本での成功は、歌の作詞、作曲、ファッションのデザインは日本人が手掛けたもの、広告の日本の代理店、日本人による日本人のための韓国像である(p139) ・中国がロシアから購入した空母「ヴァリアーグ」は動力がディーゼルエンジンなので18ノット、蒸気タービンなら29ノットも可能だが、空母としては未完(p173) ・いままで共産党が人民解放軍をコントロールしてきたが、これは法的根拠ではなく、幹部の実力による(p179) 2013年2月11日作成
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石平/著 福島香織/著 危ないのは新幹線だけじゃない。夜逃げする経営者たち、自殺増加と人命軽視、崩落するビル。制御不能の大国とどう付き合うべきか。誰も言わなかった中国の泣きどころを様々な角度から暴く。
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福島さんの新作で、石さんとの対談形式。中国経済先行きに対して、経済政策・政治体制・社会構造からみて転換期に来ていることを述べている。 国の全体ではなく、地域ごとの特性・状況をよく見ればまだ機会があるという福島さんと、国として距離をおくべきという石さんの対話は、どちらかの議論に偏り...
福島さんの新作で、石さんとの対談形式。中国経済先行きに対して、経済政策・政治体制・社会構造からみて転換期に来ていることを述べている。 国の全体ではなく、地域ごとの特性・状況をよく見ればまだ機会があるという福島さんと、国として距離をおくべきという石さんの対話は、どちらかの議論に偏りがちな他の本とは異なり、考えさせられる。 最終章の「相手の嫌がることでも言うべきことは言いながら、中国と深く関わる」、できないなら関わらないほうがいい、というのが本書の最重要メッセージ。
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