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アヴェロワーニュ妖魅浪漫譚 創元推理文庫
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アヴェロワーニュ妖魅浪漫譚 創元推理文庫

クラーク・アシュトン・スミス(著者), 大瀧啓裕(訳者)

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アヴェロワーニュ妖魅浪漫譚 創元推理文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2011/12/22
JAN 9784488541040

アヴェロワーニュ妖魅浪漫譚

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商品レビュー

3.6

7件のお客様レビュー

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2022/04/24

 フランス中南部に位置する土地、アヴェロワーニュ。キリスト教が浸透する一方、その裏では異教の神々に面妖な怪物、土着の信仰や魔術・妖術が人々の生活を脅かし、または潤していた。  本書はそのアヴェロワーニュを舞台に、妖術師が術を行使し、人獣を襲う怪物が現れ、人々がそれを退治しようとす...

 フランス中南部に位置する土地、アヴェロワーニュ。キリスト教が浸透する一方、その裏では異教の神々に面妖な怪物、土着の信仰や魔術・妖術が人々の生活を脅かし、または潤していた。  本書はそのアヴェロワーニュを舞台に、妖術師が術を行使し、人獣を襲う怪物が現れ、人々がそれを退治しようとする話が集められた連作短編集である。ヒュペルボレオスより後という時代設定のため、スミスは時に事態解決のキーアイテムとして、ヒュペルボレオス時代の魔道士エイボンが残した書物や遺品を登場させることもあった。  グロテスクながらも詩的な描写。欲望と愛欲こそが人を生き生きとさせることを感じさせる表現。、必ずしもヒロイックな結末を迎えるとは限らない、スミス流のユーモアが効いた物語。町の人々から蔑まれた妖術師が死体を寄り集めて作り上げた巨人を使って彼らに復讐しようとする『イルゥルニュ城の巨像』や彗星から訪れたと思しき怪物が人獣を襲いまわる『アヴェロワーニュの獣』など12篇の他、クトゥルフ神話の影響を強く感じる妖術師もの6篇、計18篇を収録。  アヴェロワーニュが舞台の作品の特徴は他の2作品とは異なり、作品の多くが中世・近世(12~18世紀)を時代背景としているために日本発ファンタジーに慣れ親しんでいる人からすれば比較的受け入れやすいこと、そしてそれが何年の出来事なのかが明記されているので、実際の出来事や実在の人物と、絡めようと思えばできることだ。クトゥルフ神話×ファンタジーの小説またはシナリオの創作を考えている人は、本書と『クトゥルフ・ダークエイジ』が良き参考書となるはずである。

Posted by ブクログ

2017/09/03

地元の図書館に蔵書されておらず、読めていなかった三冊目 の短編集を古本で入手して読破。 タイトルにあるアヴェロワーニュを舞台にした短編は、前に 読んだ別の短編集「イルーニュの巨人」に収録されている 作品が多く、やや残念。その分、後半に「降霊術奇譚」と してまとめられた作品が面白...

地元の図書館に蔵書されておらず、読めていなかった三冊目 の短編集を古本で入手して読破。 タイトルにあるアヴェロワーニュを舞台にした短編は、前に 読んだ別の短編集「イルーニュの巨人」に収録されている 作品が多く、やや残念。その分、後半に「降霊術奇譚」と してまとめられた作品が面白かった。やはりC.A.スミスの 短編を読むのならば同じシリーズでまとめて読むのが良い ようで。

Posted by ブクログ

2012/07/18

C・A・スミスの第三短編集!すごくいい!第一短編集とどちらがいいかと言うくらい。第二短編集があまり面白くないな~と思っていたので少し不安だったのですが、これは良かった。リリス、ラミアのでてくるのが好き。蟾蜍のおばさん、恐いんだけど、なんか可笑しい^^降霊術奇譚はどれも好き、分裂症...

C・A・スミスの第三短編集!すごくいい!第一短編集とどちらがいいかと言うくらい。第二短編集があまり面白くないな~と思っていたので少し不安だったのですが、これは良かった。リリス、ラミアのでてくるのが好き。蟾蜍のおばさん、恐いんだけど、なんか可笑しい^^降霊術奇譚はどれも好き、分裂症の造物主・・・これはショック。世界の真理に言及してる??凄い、凄い。この中に登場する、美しくも悍ましい世界に魅入られた人々は、自分たちの分身であり、作者の分身でもある。異界を覗きたいと思う人は好きになる本です。素晴らしい。

Posted by ブクログ

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