秘密 -トップ・シークレット-(10) ジェッツC

清水玲子(著者)

• 販売会社／発売会社: 白泉社
• 発売年月日: 2011/12/28
• JAN: 9784592145400

商品レビュー

2025/01/24

岡部さんが本当に良い人で、第九の良心だなと思う。
青木はただ強い訳ではないし、薪さんだってそうだ。
先に狂った世界に落とされたのは薪さんな訳だし。
それを『美徳』だと、薪さんも思っているのか。
遠ざけてどうしたいのだろう。

滝沢は言動がいちいち勘に触る。
同じことを言うにしてもそんな言い方をしなくて良いのに。

母親はどうしても好きになれないな。
チャイルドシートの説明もろくに聞かず
小難しいことばかり、乱暴と相手を卑下するのが
参っているからというより元々こういう人なのだろう。
倉辻家の人がいい人たちっぽいのは救い。

娘に間違われてもうまくやれる雪子さん、
こういうところはサバサバした彼女の性格が合っているのかもしれない。
倉辻さんを見てお母さんだと思う舞ちゃん、本人が分かっていないだけに見ていて辛過ぎる。

岡部さんが薪さんを野生の猫のようと評しているが、
正しいと思う。
危険な任務をさせている訳だから当然と言えば当然だが、
宇野さんを守る手段を講じてくれていて良かった。

青木が雪子と別れようという発想になるのは理解できるが
雪子に相談も無しに決めるのは勝手だし、
薪は一緒に戦ってくれる人という評価は
薪さんをやはり盲信しているようにしか見えず、
雪子は守るだけの存在という認識でもあり
彼女にも失礼だと思う。
雪子はこんなに強く居ようとしているのに、
女だというだけで輪から弾かれてしまうのか。

泣き声にうるさいと思うまでは分かるが
耳を塞いで起きようとしない母親。
青木がいない日中この人は本当に舞ちゃんの面倒を見ているのだろうか。
倉辻さんに託した方が舞ちゃんの幸せではないのか。

薪さんの負担も重すぎる上、一人で抱え込んでしまうばかりで
薪さんの言い方はきついものの青木は本当に甘すぎるし
上司に職場で手を上げるなんて信じられない。

岡部さんがいてくれることだけが救いだが
そうも言っていられなさそうだ。

2024/08/10

滝沢の狙いは？／青木の姉と義兄の脳に残っていた記憶は？／雪子に婚約解消を申し入れる青木／青木の薪に対する異常な信頼感／薪の見ているもの知っていること考えていることはいまだよくわからない／《青木に　殺されたい》p.287

2018/10/12

青木に起きた悲劇。薪の決断。まさに息もつかせない展開。美しい薪さん（男）をめぐる謎の数々、次巻で明らかになるのかしら…！？