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拍手しすぎる日本人 行列してまで食べないフランス人 講談社+α新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2011/12/22 |
JAN | 9784062727426 |
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拍手しすぎる日本人 行列してまで食べないフランス人
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商品レビュー
2.3
3件のお客様レビュー
よく知られている日本人は周りに合わせるということを主に舞台鑑賞の場面でヨーロッパ人とのリアクションの違いを書いています。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
何が「文化度要養成マニュアル」だよ。★は0にしたいのだが。 舞踏研究家(研究するものか?批評だろ?)の(多分)オバサンの愚痴というか,自慢タラタラの話が続くだけの,内容に乏しい本。欧米かぶれなんだろうね。 タイトルのいい加減さにもうんざりする。こんなデタラメなタイトル付けて恥ずかしく無いのか? 2012/01/14図書館から借用;その日のうちに読了
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日本人は欧米のものを無条件でありがたがり、内容の良し悪しを自分たちの感性で判断しないで、大げさな拍手やらスタンディング・オベーションの安売りをすることを嘆く内容。 筆者が述べるように、日本は周りの空気に影響されやすく、外から基準が与えられないと何も判断できない所がある。確かに...
日本人は欧米のものを無条件でありがたがり、内容の良し悪しを自分たちの感性で判断しないで、大げさな拍手やらスタンディング・オベーションの安売りをすることを嘆く内容。 筆者が述べるように、日本は周りの空気に影響されやすく、外から基準が与えられないと何も判断できない所がある。確かに国語・現代文の試験は、自分がどう思うか感じるかが問われているのではなく、先生が言ったことを書けば点数が取れる。つまり文章の「作者」ではなく「出題者」の意図を読み取ると点数が取れる仕組みだ。 日本の教育は殆どが、自分の意見を表明することを禁じているかのようである。あるいは、友人同士での会話でも本音の感想を述べることは憚られる空気がある。 そういう土壌で優れた芸術が生まれるはずもない・・・・ こういった主張はまぁ、言ってしまえば随分前から、そう夏目漱石の時代から言われ続けてきた主題だ。 筆者は舞踏研究家の方で、バレーの評論家のようである。 おかげでバレーの知識が少し得ることができて、楽しかった。 筆者が言うような審美眼のない客に対する嫌悪感は、僕もとても分かる。 若いころは僕もそういう客層を軽蔑すらしていたくらいだ。 ただ、「日本」という文脈において、そういう客層の割合が一定数居ないと、特にメジャーとは言い難い分野の海外からのアーティストの公演は成り立たないのも事実だ。 本当に審美眼のある客層だけしかいないジャンルは、市場化が進んでいる現代では生き残ることは困難ではないかと思うのだ。 むろん本当にそのジャンルが好きで、審美眼を養った人が増えることは望ましい。が、やはりよくわかっていない素人のお客さんの層が一定数いなければ、アーティストたちは日本公演なんて出来ないんじゃなだろうか。 確かに日本の高温多湿の夏場にアーティストたちが良いコンディションでパフォーマンスなんて出来ないだろうと思う。日本公演を出稼ぎ程度に考えて、舐めたステージをしている人も居るかもしれないし、実際いるだろう。 もっと審美眼をもった客層が増えることは大事だと思う。 しかし、楽しみ方は人それぞれでいいのではないかと思う。 ある種の貴族的なメンタリティを持つ客層が厚過ぎても、薄過ぎてもいけない。 そんな感想を持った。 さて、お客さんの立場からの意見は、以上なのだが、パフォーマンスする側からとしては、誠に正鵠を得た知見も多い。 p74からの下りにプロ野球やサッカーの質が低下を嘆く部分がある。 確かに優秀な選手が海外に流出し、国内の質が低下しているのかも知れない。 スポーツの本来の魅力が低下して人気低下を挽回する為に、ファンサービスと称して選手のコスプレやらものまねなんかをやらせている。 『ファンサービスで選手と触れ合うことで「感動した」という若いファンもいるが、それは「ファン」の感動であって、スポーツの感動ではない』 僕もそう思う。お笑い芸人が最近まともなコントや漫才をやらずに、脊髄反射的なコメントをテレビで垂れ流す番組を見るにつけて思う。本業をやれ!と。 もちろんそういう客層のニーズがあるから、そういうパフォーマンスが増えるのだろうけど、そこに流されるままでは、パフォーマンスする側の質が低下するのは当然の帰結だろうと思う。 パフォーマンスする側は、そういう意味での「ファン」しか見なくなったら芸の質が低下する・・・僕もそういう危機感は共有すべきだろうなぁと思う。
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