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経営者・平清盛の失敗 会計士が書いた歴史と経済の教科書

山田真哉【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2011/12/17
JAN 9784062174336

経営者・平清盛の失敗

¥220

商品レビュー

3.9

23件のお客様レビュー

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2022/06/12

平家の盛衰を経済史としてみる一冊。日宋貿易を軸に宋銭をどのように普及させて巨万の富を得て何が原因で滅びたのか、源平の争いを重農主義と重商主義の闘争として捉えるなど、興味深い内容だった。外国との交易で栄えようと港の整備を進めた清盛の死後、鎌倉時代には交易は下火になり元寇も撃退に終始...

平家の盛衰を経済史としてみる一冊。日宋貿易を軸に宋銭をどのように普及させて巨万の富を得て何が原因で滅びたのか、源平の争いを重農主義と重商主義の闘争として捉えるなど、興味深い内容だった。外国との交易で栄えようと港の整備を進めた清盛の死後、鎌倉時代には交易は下火になり元寇も撃退に終始したことにも納得がいった。

Posted by ブクログ

2021/12/26
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※このレビューにはネタバレを含みます

経営者・平清盛の失敗 会計士が書いた歴史と経済の教科書 2011/12/16 仏具製作用に輸入されていた宋銭を活用した清盛 2013年5月5日記述 さおだけ屋はなぜ潰れないのか?という160万部のベストセラーを出した山田真哉さんの著作。 初の歴史物である。 ただ本書の経歴にあるように大阪大学文学部日本史学専攻卒であり元々はこういった勉強が好きだったのだろう。 公認会計士の知識を活かし経済学の視点で歴史を分析しているのが良い。 ただ歴史の授業では大抵はある事柄が起こった簡単な説明やある人物の成したことを列挙していくばかり。 しかも経済のことがらのページはわかりにくいのだ。これが。 実は私は2001年〜2003年と山川出版社の詳説日本史で大学受験用に日本史を勉強していた。 日本史は得意科目ではあった。 しかし経済分野は苦手だったのを覚えている。 予備校講師にそもそも教科書の書き方がわかりにくいと言われ納得したのを覚えている。 本書のその真逆で真にわかりやすく且つ読みやすく作られている。 宋銭が日本に普及していった理由(仏具製作用に輸入していた)そしてそれを平清盛はうまく活用したのだ。 疑問に思うのは多額債務者問題について。銭貸出挙(ローン)の金利が100%で売買ゲームであったため 深刻な多額債務者問題が起きたというのは分かる。 (利息制限法が1187年、1193年と発布されている。昔にも似た問題があったのかと驚いた) ただなぜ銭の病などという表現でしか後世に伝えられてないのか・・ 具体的に書き遺せばいいだろうにと思えたのも事実。 書き記す人がみんな池上彰氏のような人ばかりではないのも当然ではあると思うので已む得ないか・・ デフレ、ハイパーインフレなどの経済的問題も続発し結果として滅亡した平家。 しかし鎌倉幕府成立後も宋銭の利用は止まることはなく使用禁止令も無意味だった。 1226年に鎌倉幕府、1230年には朝廷が公式に宋銭使用を認めることになった。 古代日本以来200年途絶えていた貨幣を流通させることに成功した平清盛。 恩恵は皆が受けたのに覚えていない。 わかりやすい目に見える成果ではないからだろう。 しかし偉業を成し遂げたことは明白だ。

Posted by ブクログ

2017/05/27

平家一族のオーナー、舵取りとして清盛の軌跡を追う内容。 著書も本文で書かれている通り、歴史というのは、どこかから古文書でも発掘されて 革命的な発見がなされない限りは、現在ある事実から答えを推測するしかない。 なのであくまで著者の山田氏の持論ではあるが、楽しく読めた。 清盛の「失...

平家一族のオーナー、舵取りとして清盛の軌跡を追う内容。 著書も本文で書かれている通り、歴史というのは、どこかから古文書でも発掘されて 革命的な発見がなされない限りは、現在ある事実から答えを推測するしかない。 なのであくまで著者の山田氏の持論ではあるが、楽しく読めた。 清盛の「失敗」をいかしたり、回避する方法は読者が考えるといったところで、 本文で詳細に述べられているのはむしろ、 父の忠盛と清盛の代で平家は急成長を遂げた背景、当時の貿易事情、 物物交換だった当時の日本に中国から宋銭を輸入し貨幣経済を進めたこと、 そのことが平家の莫大な財を築く原動力となったが、 清盛の死後4年で一族絶滅という急落の原因にもなったということが 少し口語的な文章でわかりやく説明されている。 平清盛は、50歳で出家して神戸に移り住み、私財を投じて 神戸港の瀬戸内海航路の開発に傾注してたってのは知らなくて驚きだった。 それと個人的に、東京の八重洲の地名の元になったエピソードがおもしろかった。

Posted by ブクログ

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