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はじめての精神科 援助者必携 第2版
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 医学書院 |
発売年月日 | 2011/12/12 |
JAN | 9784260014908 |
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はじめての精神科 援助者必携 第2版
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精神科に携わる援助者向けの本 課長から「勉強したらいいよ」と言って渡された。 "患者"ではなく、“援助者"にフォーカスを置いている。 援助者としての心構えはもちろん、支援とは何ぞや、どういう立場で、どういう心の在り方で接したらいいのか、などなど……...
精神科に携わる援助者向けの本 課長から「勉強したらいいよ」と言って渡された。 "患者"ではなく、“援助者"にフォーカスを置いている。 援助者としての心構えはもちろん、支援とは何ぞや、どういう立場で、どういう心の在り方で接したらいいのか、などなど…… 精神科に通う患者さんについてではなく、その患者さんと接する援助者にかなり寄せて書かれている。 BPDについて結構多めに書かれてるのも印象的。 作者の個人的な感情だったり、感想だったりが随所に入り込んでて、なんだか人間味を感じた。 支援者も一人の人間。 人が人を支援していく事は、考えてるよりもずっとずっと難しくて、私はいつも思い悩む。 この本を読んで、ハッと気付かされる所もあれば、もう少し、気楽に考えていけたらいいなとも思えた。 精神科で支援職やってる人は、是非読んで。 でもかなり古い本(20年以上前?)ではあるので、各疾患については最近のものも読んだ方が良いかも。
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世間では偏見や差別が報道される事が珍しくない よくニュースに取り沙汰される 介護施設での高齢者への虐待 コロナウィルスで感染した人への 誹謗、中傷、差別 会社が学校での いじめ、パワハラ、モラハラ、セクハラ 精神科で医療者でさえも患者へ 虐待や不必要な拘束を行うケースさえ...
世間では偏見や差別が報道される事が珍しくない よくニュースに取り沙汰される 介護施設での高齢者への虐待 コロナウィルスで感染した人への 誹謗、中傷、差別 会社が学校での いじめ、パワハラ、モラハラ、セクハラ 精神科で医療者でさえも患者へ 虐待や不必要な拘束を行うケースさえある 一方で精神病というものはいまだに正体がつかめていないものが多い そして、日々診断基準も病名も薬も変わり続けている 痴呆が認知症 人格障害がパーソナリティ障害 精神分裂病が統合失調症へ 臨床では、うつなのか適応障害なのかわからない中途半端なケースだって増えている ある国会議員が都合が悪くなると適応障害と診断されバックれる話は記憶に新しい わがまま、権利意識、患者の立場を利用する詐病など 難しいケースは現代にありふれている またこれは病気に限らない 人生が全て思い通りにはならないし 望みが叶うことのほうがむしろ珍しいだろう 「人間の心の根底にあるのは無力感である」 私たちは赤ん坊のときから無力感を痛感しつづけて成長してきた ある人は、奮闘努力し頑張り抜く ある人は、払拭できず憂鬱な日々を過ごす ある人は、努力も忍耐も放棄し怠惰な毎日を ある人は、威張り散らし誤魔化す ある人は、良い人を演じ続ける ある人は、グループに所属し無力感を帳消しにする 無力感とどう向き合うかで人の生き方はできあがっていくのかもしれない この本は、さらに詳しい症例に対する理想論と現実論を合わせもつ臨床論が語られている そしてその症例は精神科のみならず、全ての診療科に通ずるものである 医療従事者や病気を持つ家族に是非とも読んで欲しい素晴らしい本でした
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新しい職場の先輩からすすめられて。「今更という内容かもしれないけど、この職場では私たちと違う立場で支援に関わる人がたくさんいて、それを分かっておくことは大切」と言われて読んで、なるほどと感じた。確かに入職時の挨拶で「精神科の仕事は初めてで…」と言っている若い保健師さんたちが何人も...
新しい職場の先輩からすすめられて。「今更という内容かもしれないけど、この職場では私たちと違う立場で支援に関わる人がたくさんいて、それを分かっておくことは大切」と言われて読んで、なるほどと感じた。確かに入職時の挨拶で「精神科の仕事は初めてで…」と言っている若い保健師さんたちが何人もいた。そういう人がこれを読んだら混沌とした現場で一つの道しるべになるだろうし(全く予備知識がないと少し用語が難しい気もしたけど)、曲がりなりにも精神科だけを専攻してやってきた私の方は、彼らのその感覚に気付いて配慮しながら仕事を進める必要があると感じた。 古い本(この版は2011年)でもあるので、現在の精神科医療では新たな知見が示されているものもある(アルコール依存は結局底付き体験に行き着くしかない、という内容等)ので、知識のアップデートと啓蒙は必要だろう。その役割は職場を転々とする職種には荷が重く、だから疾患に関する話になるとどうしても医療へ繋げようとなってしまうのかもしれない。しかし医療でなければどうにもならないのか、福祉でできることはどんなことなのか、思考を促す姿勢もこの本はとっている。 特に援助者側の陰性感情について著者の正直な気持ちを書いている点が印象的だった。著者は経験を積んだからこそ「これは仕方ない」と線引きできる落としどころを見つけたのだろう。私などにはまだ難しい境地ではある。しかし私の志向するオープンダイアローグを初めとした人間的な精神科医療が、境地への達し方を易くしてくれるというよりは諦めなければならない山を少し削ってくれるのではないかという期待を持っている。
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