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星どろぼう
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星どろぼう

アンドレア・ディノト(著者), 八木田宜子(訳者), アーノルド・ローベル

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星どろぼう

定価 ¥1,650

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ほるぷ出版
発売年月日 2011/12/07
JAN 9784593505333

星どろぼう

¥550

商品レビュー

3.8

12件のお客様レビュー

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2024/05/14
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※このレビューにはネタバレを含みます

図書館に返却するにあたり再読して、感想が変わった。「ほんとうにどろぼうだったのかな?」。 ・「どろぼう」の出立が、「ソードの7」を想わせた。 「ソードの7」の意味のなかに、「トリックスター」というキーワードがある。 「星どろぼう」は、トリックスターに観える。 ・「おきろよ!おとなたちがはなまで星のなかにうまっちゃってるよ」と言う、「ちかくのいえのちいさい男の子」の呼び声を皮切りに、眠っていたはずの村じゅうのこどもたちが、この騒動に気がつき外に出てきた場面で、どろぼうが「これで、村じゅうの人たちが、子どもたちまで、星にさわったことになる」とひとりごちた、このセリフ・姿が印象強い。 ✳︎ [わたしのハイライト] ⭐︎1 どろぼうの盗んだ星をふたたび空にもどそうとするけれど、星は、ただそのまま空におしつけるだけではすぐにおちてしまった。 "いちばんさきにそとにとびだした"男の子が触れてもどった星を見て、こうちょうせんせいは、 「そうだ!あの星は、この子が"さわらせて"とおもったのを、ねがいごとだとかんがえて、空にかえったんだ!ねがいごとは"空の星"にするものだからね」 と気がついて、言う。 「なんのさわぎです?」と、はしごから降りて、もどってきたどろぼうが尋ねると、 「ねがいごとをすると、星が空にくっつくの。ぼくたちがめいめいねがいごとをすれば、星をぜんぶもとのところにかえせるんだよ」 と、男の子が伝える。 男の子が言ったように、星は、村のこどもたち、おとなたちの願いと一触で、かえっていった。 ・「村人たちはつぎつぎにねがいごとをし、星たちは、ひゅーっ、ひゅーっ、と空にもどっていきました」という、「ひゅーっ」ていう表現が、またいい☺︎ ⭐︎2+感想 星を渡す係をしたどろぼうが、「もう星は一つものこっていません」と告げる。「それでいいんだ」「村のものぜんいんが、一つずつねがいごとをしたんだから」と、村びとのひとりが言うと、男の子が、「ぜんいんじゃないよ」「どろぼうはまだねがいごとをしてないよ」と伝える。すると、「どろぼうは、ねがいごとをするしかくなんかないんだ。どろぼうの星がのこっていなくてもかまわないさ」と答えた、だれかのことばに、村びとはみな賛同し、夜明けの気配がする空のもと、それぞれのお家に帰っていく。 (感想) アーノルドの絵には、眠たそうな顔で家に帰っていく村人たちと、後ろ手で、親指でどろぼうを差しながら、村人たちの背に向けてなにかを言っている男の子と、樽の上で足を抱えて、そんな彼らか、あるいは男の子と一緒に、村びとたちを見送るどろぼうの姿が描かれている。 " あとに のこったのは、 男の子と どろぼうだけでした。 「おじさん、 ねがいごとが できなくて きのどくだね」 「おじさんの ねがいごとは、 星に さわることだった。 そして、 ほんとうにさわったんだ」と、 どろぼうは いいました。 " (さいごのページ) 一番初めのページで、 " この どろぼうは、 空の 星に さわりたくて さわりたくて たまりませんでした。  心の おくでは、 じぶんだけの 星を 一つ、 ほしいと おもっていました。 心の おくの その おくでは、 星と いう 星を、 ぜんぶ じぶんの ものにしたいと おもっていました。 " とある。 どろぼうの願い、この想いも、その通りだろう。 その一方で、「これで、村じゅうの人たちが、子どもたちまで、星にさわったことになる」と言った、どろぼうのひとりごとを想うと…、 またあるいは、「星どろぼう」のおじさんがしたことで、村びと全員が、自分の願い事と一触をもって、空にかえした光…星が瞬く空を、この日から観るのだ…、 この「星にさわった」、「願い事をしてかえした」という、村人たちの体験は、「星どろぼう」のどろぼうによって起きて、成された。 1回目に読み終えたときも、この絵本を締めくくる、男の子と「星どろぼう」のおじさんの会話に感じるものがあったけれど、2回目、読み終えた今は、「星どろぼう」が、あるいはサンタクロースにも似ているように見えた(どろぼうはよくないけれど)。 「星どろぼう」の真意が、もしかしたらべつのところにあったかもしれないし、いずれにせよ、この男の子だけが、「星どろぼう」のおじさんの、ほんとうの姿を観ているように想う。

Posted by ブクログ

2023/11/07

どろぼうが空にはしごを掛けて星を盗んでいて、 村の人が一人 盗んでることに気づいて 村人が一斉に集まってきて はしごを揺らしたりしちゃったのがどろぼうがはしごから落ちちゃってかわいそうだと思った。 2023/10/25 6歳

Posted by ブクログ

2023/09/24

星をどろぼうする、それを取り返す、というファンタジーさもよかったけど、それよりも、素朴なのにいつでもふわっと思い出せる絵が印象的で、置いて眺めたくなる絵本。

Posted by ブクログ

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