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帝国と経済発展 途上国世界の興亡 サピエンティア10
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 法政大学出版局 |
発売年月日 | 2011/12/03 |
JAN | 9784588603105 |
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帝国と経済発展
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[ 内容 ] 戦後アメリカ帝国のもとでの繁栄の時代は終わりを告げ、世界は貧困と衰退の時代に突入した。 その歴史的過程を、米国および途上国の開発戦略を軸に検証する。 [ 目次 ] 第1章 天国は待てない 第2章 太陽は沈まず、賃金が上がらない場所 第3章 地上と天国の交換 第4章 援助という麻薬 第5章 神の贈り物 第6章 月光 第7章 ディエン・ビエン・フー―知は永遠なり 第8章 麦わらかごの地獄に向かって 第9章 アメリカによる宣告 第10章 遅れたものは放っておけ 第11章 巨大な火の玉 [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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戦争には大規模な官僚組織が必要であり、そうした組織は平時になったからといってなくなるわけではない。日本ではそのような官僚組織が経済開発のために全面戦争を遂行した。 途上国世界の工業化を助けたのは制約のない貿易政策であって、けち臭い援助政策ではない。援助とはビジネスであった。 ...
戦争には大規模な官僚組織が必要であり、そうした組織は平時になったからといってなくなるわけではない。日本ではそのような官僚組織が経済開発のために全面戦争を遂行した。 途上国世界の工業化を助けたのは制約のない貿易政策であって、けち臭い援助政策ではない。援助とはビジネスであった。 汚職にまみれる産業もあれば、そうでない産業もある。特に開発国家が促進する中間技術の産業(鉄鋼、ゴムタイヤ、機械、自動車)がそうである。豊な国より貧しい国であればあるほど、汚職に対処する制度が弱い。汚職は開発を殺すこともあれば、開発と平和裏に共存することもある。
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