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怨霊になった天皇 小学館文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小学館 |
| 発売年月日 | 2011/12/06 |
| JAN | 9784094086690 |
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怨霊になった天皇
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商品レビュー
3.7
15件のお客様レビュー
著者の竹田恒泰氏の動画コンテンツから本書の存在を知り、興味があったので購入。 著者はその出自から天皇の歴史を軸とした著書が多く、また国内には天皇家に関する書籍が数多存在するが、天皇と怨霊を結び付けた“裏の歴史”について独自の論考を展開するところが本書の特徴を際立たせている。 本...
著者の竹田恒泰氏の動画コンテンツから本書の存在を知り、興味があったので購入。 著者はその出自から天皇の歴史を軸とした著書が多く、また国内には天皇家に関する書籍が数多存在するが、天皇と怨霊を結び付けた“裏の歴史”について独自の論考を展開するところが本書の特徴を際立たせている。 本書で登場する天皇の中で最も多く紙面が割かれているのは、中学や高校の歴史の教科書では「保元の乱で敗れて流罪になった天皇」程度の扱いで記載されている崇徳天皇である。 歴史の教科書ではほとんど登場することのない崇徳天皇が、地方に流罪になった後に怨霊と化し、その後800年に及び鎮魂され続けていることなど、(自分も含め)日本史を選択したとしても知っている者はほとんど居ないのではないだろうか。 本書では崇徳天皇以外にも死後に怨霊となった天皇や重鎮について詳しく書かれているが、これらの事例を通して怨霊とは霊魂や心霊現象などではなく、その存在の是非に関わらず死後に当人と深く関わりのあった人々によって作り上げられるものであるとしている。 そうしたいわば「決して表出しない社会的・文化的通念」が、古代から現代にも連綿と受け継がれているということを、本書は豊富な事例で教えてくれる。 そしてそうした事実が、鎮魂のために建立された寺社仏閣が全国に数多点在していることを改めて納得させてくれるのである。 保元の乱に限らず、兄弟間や近しい親族の間での争いは人類の歴史では至る所で起こっており、それが火種となって紛争や戦争にまで発展し、今なお繰り返されていることもまた事実である。 ただ著者は、日本の歴史の中で平和が続いた時代には新たな怨霊が生まれなかったとしており、人を憎んだり恨んだりして死ぬことのない社会が平和に繋がるということを歴史から学ぶべきだと訴える。 和を重んじ、話し合いによる問題解決を図り、時には許すことを実践してきた(と言われている)日本であるが、そんな日本の歴史においても、恨みや憎しみの連鎖により社会が混乱する危機を何度も経験し、そして乗り越えてきたということを忘れてはならないだろう。 国家間のパートナーシップに関しても、高齢となった超大国のリーダーが社会を混乱させているが、彼らが国際関係に禍根を残したままこの世を去り、その後更なるトラブルに発展させないためにも、自国が報復合戦のような短絡的手段に訴えることのないように考え・行動していくことの必要性も感じさせてくれる一冊であった。
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怨霊(御霊)信仰が、主に天皇家·朝廷にどのような影響を与えてきたかを知ることのできる一冊。 民間信仰における、怨霊や御霊、たたりなどは他にも様々な本が出ているのが、天皇家の流れを汲む著者ならではの視点だと思う。 祭事の一環かと思ったけど、そこまで恐れていたのか…と少し驚いた。 ...
怨霊(御霊)信仰が、主に天皇家·朝廷にどのような影響を与えてきたかを知ることのできる一冊。 民間信仰における、怨霊や御霊、たたりなどは他にも様々な本が出ているのが、天皇家の流れを汲む著者ならではの視点だと思う。 祭事の一環かと思ったけど、そこまで恐れていたのか…と少し驚いた。 先に怨霊が多発した中世の寺院(京都の大部分を「境内」とした寺社勢力)について書かれた『寺社勢力の中世』を読んだが、 教義や神仏をたくましく利用し、死者をも恐れず、自分たちのコミュニティを保った寺社勢力(民間)とはやはり違う。 このあたりは、どんなに困窮しても社会の上部にいた人々と、自分の身は自分で守れの庶民の違いか。 この違いで一つ思ったのが、著者の説く「和の国」だ。 戊辰戦争で矢面に立った皇族や賊軍の頭は、その後、怨霊対策?もあって許された。 これが尊ぶべき和の精神というが…。 では、彰義隊はどうか?会津戦争の会津藩幕府軍側の死者はどうか? 賊軍であるという理由で、錦の御旗を挙げた官軍はその埋葬を認めなかった。野ざらし、ミセシメの類である。 皇族や大名藩主レベルは許される。 しかし、そこいらの庶民は許されない。天子様に楯突いた賊軍。奸臣はどこまでも民である。 「和」というのは、「怨霊」というのは、「社会的影響」に左右されるのではないだろうか。 社会的影響が大きいから、国を転覆させるほどの怨霊になれる。祀らねば、許さねば。 どれだけ恨みをもって死んでも、庶民にはそんな力はあるまい。放っておけ。 結局、社会的に価値のある存在だけが強い怨霊になり、それ以外は打ち捨てられる。 和というものにしろ、上級国民に限る!じゃないの? ……なんて、ニュースサイトのコメント欄みたいなことを思ったりもした。 天皇家朝廷から見た怨霊·御霊信仰と、民間レベルの怨霊伝承を比較してみると、やはり面白いかもしれない。 怨霊の影響範囲や被害、怨霊誕生の背景は権力闘争なのか差別や蹂躙の被害なのか、祭祀はどのようになされたのか。その違いもやんごとなき人々と庶民の考え方の違いの良い考察になると思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
職場の上司と日本三大怨霊の話をしてからこの手の本にアンテナが立ってます。。 本書は明治天皇の玄孫にあたる竹田氏の著書で、三大怨霊の話ではなく、怨霊と化した天皇家の方々のその原因や経緯、呪いの全容と同時に、海外との比較や呪いの先にある許しの力について語られた本でした。 怨霊から日本の歴史を追う作業はとても面白く、非科学的な解釈も含めそれが当時の世相であったと思うと、一つ歴史を深く知ったような気分になりました。 例えば、崇徳天皇の祟りによって平氏政権が成立し、朝廷から政治権力が離れたというのは当時の一般常識であったこと、そしてその後も平氏から源氏、北条、足利、信長、秀吉、徳川家と移り、700年経ってなお、政権が朝廷に戻ってきていないのは祟りが続いたせいだと孝明天皇は考えていて、「崇徳天皇の神霊を京都に奉還してこれを慰め奉るべし」との議があり京都に白峯社を創建した、とかね。 もっと非科学的な事例で言うと、南朝北朝の動乱は、南北朝合一を以って南朝は歴史の表舞台から姿を消しますが、それは完全に消滅したわけではなく、水面下で皇統を呪詛する存在となっているそうです。具体的な現在の取り組み(?)は皇室に女子が生まれるよう呪詛し続けているそうで、実際昭和天皇も5人目にしてやっと男子を授かり、その後平成18年に悠仁様が生まれるまで41年間は9人の皇族が生まれましたがその全員が女性だったんですよね。9名連続で女子が生まれる確率は2/1000だそうです。もちろんこれが呪詛の結果とは言い切れませんが、そういう南朝の存在があると知ったうえで事実を考えると・・・何とも言えない気持ちになりました。。 また、怨霊が神となるのには、日本人独特の許しの文化があると述べられていました。 それに異論はありませんが、本書ではなく別の本では(天皇家ではありませんが、三大怨霊の)道真などがたどった怨霊が神となる経緯などは仏教と密接にかかわっていて、それに深く納得感を得たのですが、本書では宗教と怨霊の関わりについてはほとんど触れられていなくて、著者の見解を聴きたいところでした。
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