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新しい世界史へ 地球市民のための構想 岩波新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2011/11/21 |
JAN | 9784004313397 |
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新しい世界史へ
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商品レビュー
3.4
23件のお客様レビュー
歴史学とは何かとか、歴史学者が歴史というものをどのように捉えているかの一端を知れる本。 自分は高校生のころ歴史というとただ年号を覚える暗記科目といったイメージしか持っていなかったが、そうではなく過去の失敗や教訓を現代や未来に活かそうとする学問なのだと理解した。
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10月から妙に本を読む時間が取れなくなったんですが、仕事が忙しくなったのか、飲み会が増えたのか…。どちらにせよ今年の年間100冊読了は厳しそうです。 本著、タイトル通りに新しい世界史とは何かを構想していくものなのですが、正直なところ本著だけを読んでも、イメージが掴み切れないケー...
10月から妙に本を読む時間が取れなくなったんですが、仕事が忙しくなったのか、飲み会が増えたのか…。どちらにせよ今年の年間100冊読了は厳しそうです。 本著、タイトル通りに新しい世界史とは何かを構想していくものなのですが、正直なところ本著だけを読んでも、イメージが掴み切れないケースもあるのでは、と思います。 私が本著を読んだキッカケが、著者の『東インド会社とアジアの海』を読んだからで、同著の内容がまさに、本著で触れられていた海洋史だったのかなと思うのですが、これが面白かったのです。先に同著のような具体例に触れた後に本著を読むと、考えがより理解できる気がします。 さて、本著で感じたのは、紡がれている言葉の力強さ。 抽象的な構想だからこそ、著者の思いが表れていて、志の高さを感じます。 フランスや中国の歴史教科書と日本のそれを比較して、纏め方からして異なることから、「世界の異なった国々の人々が、互いに異なった世界史認識を持っているだろうことが容易に想像できる」としつつ、それを乗り越えて「世界はひとつ」とするための世界史を構想する、というのは非常にスケールが大きい話です。 例えば、「イスラーム世界」という表現も、オバマ大統領が演説で使ったものが、中国ではそのくだりがバッサリ切られていたそうで、その心は「国内にいる教徒に、自分は『中国人』でなく『イスラーム教徒』だと自認されたらマズいから」というのも、世界は一枚岩ではなく、世界史も全くひとつになっていない、というコトがよくわかりました。 読了して感じたことは、そもそものあるべきフォーマットは「文章」なんだろうか?ということです。 著者は、歴史の「見取り図(ある時代の世界を鳥瞰する図)」を作った上で、その様相を現代と比較するアプローチを取る中で新しい世界史が生まれる、としていますが、ひょっとすると見取り図自体を、ICTで拡大/縮小だったり、コメントを自動で出したり、というフォーマットにした方が、より良い学びに繋がるのかも? 少し脱線した話になってしまったかもしれませんが、本著で「フツーの歴史学者」の範疇を超えるようにも思える論に挑まれていたのを見て、そんなコトを思いました。
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2021/3/13 東大生でない僕が触れるのは憚られるが、東大世界史の大論述はつまるところ、この世界史観を目指しているように思った。たしかこの設問では、世界史を各国史からではなく、ある時代において世界全体がどのような動きをしていたかという鳥瞰的な視点から眺めることが要求される。...
2021/3/13 東大生でない僕が触れるのは憚られるが、東大世界史の大論述はつまるところ、この世界史観を目指しているように思った。たしかこの設問では、世界史を各国史からではなく、ある時代において世界全体がどのような動きをしていたかという鳥瞰的な視点から眺めることが要求される。これは著者の言う、時代別の歴史考察と、国民国家を廃した世界全体のうねり(モノを基軸にした世界の動きなど)を捉える歴史観に通ずる。 では、そもそもこの歴史観に何の意味があるのか。それは「どこかに中心を置いた一義的な歴史観を改めること」とは別に強調されるように、「グローバル社会の現代に必要な知恵を過去に求めること」でもある。歴史は鑑と言うように、それは現代を考えるためだけではなく未来を類推するためにもなる。現代から未来へと続くグローバル社会には、グローバルに捉える歴史が必要とされる。「新しい世界史」はそれに応える要素を十分に備えていると思う。(ただし、高校課程でこの世界史を扱えばペーパーテストで点数化することは難しそう…) 究極的には世界中の人々がこの世界観を持ち、みなが平和に共存する社会が成り立てばいいよね。みなが自他の区別を持たない世界。そこは愛で満ち溢れている。文脈こそ違うだろうが、出身を問われて「世界市民だ」と答えたソクラテスはこの考えを先取りしていたのかも知れない。
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