超訳カント 時代を照らすカントの言葉

イマヌエルカント【原著】, 早間央【訳・監修】, 北澤睦世【構成】

• 販売会社／発売会社: マーブルトロン/三交社
• 発売年月日: 2011/11/28
• JAN: 9784879196453

商品レビュー

2012/07/04

カントの哲学は難解だ、と何度も聞いた事がある。
でも超訳なら分かりやすく書かれているのではないかと思い手に取りました。

カントの言葉は厳しく鋭いが
愛に溢れていると感じました。

目からウロコだった考えは
人には人が必要だという項目。
私はカントと逆の考え方を持っていたので
この項目を最初読んだ時は共感出来なかったのですが、少し考えて納得出来ました。

哲学に興味がある方はもちろん、カントの哲学は難しいと思っている方に是非読んで頂きたいです。

2012/04/22

昨年・一昨年とニーチェやゲーテ、マルクスの「超訳本」がブームを呼び起こしている。あまつさえ読むと「難しい」と思いさえする本が、かい摘んで訳されるため、分かりやすい人もいれば、本来の良さを失ってしまうと嘆くひともいる。
本書もその「超訳本」の一つであるが、「啓蒙哲学」の生みの親であるイマヌエル・カントの哲学の名言を散りばめられている。「啓蒙」や「哲学すること」、「受容」や「尊重」などを中心としており、本書とともに、超訳ではない本とともに読んでみると難しいものも少しは読み解けるかもしれない。

2011/11/29

知人が本を出したということで早速拝読。
読んだだけで背筋が伸びるというか自分が清く正しい人間になったような気になる。真面目・厳格一辺倒でないところがまた面白い。
折に触れ、開いてみるとその都度発見がありそうな気がする。