女の心情 赤いドロドロストーリーズ

諏訪ノ森黄衣子(著者)

• 販売会社／発売会社: 日本文学館
• 発売年月日: 2011/12/01
• JAN: 9784776530381

商品レビュー

2012/01/09

女の心情・赤いドロドロストーリーズの感想

[カオス]

凄く読みやすかったです。先が気になってすぐ読んじゃいました。三部作で全て、ドロドロストーリ。普通の女性が男性のエゴにより、残酷になり、人生を狂わされ、狂気と妄想に取り付かれるというこれでもか！って感じの泥沼化でした。救いのない所が怖いですね。漫画とかの原作とかにしたら、面白いかもしれませんね。ラストは、なんとなくそうかな…。と思っていても、ドキドキして切ない感じでした。もっと長編が読みたい気がします。サイコミステリーというよりサイコロマンスの名前があっているかもしれません。表紙のデザインも気に入りました。これからも、この様な泥沼小説が読みたいです。

2011/12/21

女の心情・赤いドロドロストーリーズの感想

[ホーリー]

三作品が入っていて、どれも、寂しい悲しい過去をもったどちらかと言うと普通の女性が、男性に翻弄され、一人は残酷になり、一人は救われない窮地に襲われ、一人は気が変になってしまう。しかし、それは、彼女にとって幸せなのかもしれない。かなり殺人するところは残酷でしたが…。面白くて、一気に読んじゃいました。又、この人の違う作品が読みたいですが、出してないようですね。残念。
描写は残酷なわりには、綺麗でした。だから、ご飯だべながらでも読めました！

2011/12/14

女の心情・赤いドロドロストーリーズ感想

[りんご]

一冊に３部はいっていまして、全て、女性の悲しさから来るドロドロが描かれてます。
幸せになるなら、なんでもする女性や、鬼畜まみれの人生を送る女子高校生がやっと幸せになれるときの悲劇とか、あと、狂気にはしり、残酷な事を笑いながらすぐ女性。
みんな普通の女性が、どんどん、人生の歯車が狂いはじめます。その中で異色なのは、「赤いミルクセーキ」。これは、鬼畜な家に住んで、虐待された女子高校生のロマンスなんですが、その結末は…。悲しいものでした。というより、まさかと思っていたら、ヤッパリまさかの顛末に切なくなりました。ドラマチックで面白かったです。著者は聞いた事がありませんが、口コミで面白いと聞き、手に入れて即読みました。又、読みやすいんです。この人の別の作品も一度みてみたいものです。