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科学哲学 なぜ科学が哲学の問題になるのか 現代哲学への招待 Basics
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 春秋社 |
発売年月日 | 2011/11/26 |
JAN | 9784393323229 |
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科学哲学
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科学哲学
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【科学哲学―なぜ科学が哲学の問題になるのか】 科学の確からしさとはなんでしょうか。正しいことをどうやって示すのでしょうか。 例えば、計算結果に誤差を含むモデルは、後付けでこれを考慮すれば〜って修正がいくらでも可能。それって、現象を理解していると言えるんだろうかって部分。科学の常識...
【科学哲学―なぜ科学が哲学の問題になるのか】 科学の確からしさとはなんでしょうか。正しいことをどうやって示すのでしょうか。 例えば、計算結果に誤差を含むモデルは、後付けでこれを考慮すれば〜って修正がいくらでも可能。それって、現象を理解していると言えるんだろうかって部分。科学の常識が繰り返し更新されてきた歴史があるのに、何を分かった気になっているんだろうか。 科学の理解がいかに不安定で曖昧か、雰囲気だけは理解できた。難しすぎたからなんとも言えないけど。 #読書 #哲学 #科学 #春秋社
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科学哲学関係二冊目。そのものずばりのタイトルのこの本は 章ごとにまとめや参考文献があり、練習問題や用語集まで 並べてあって実に誠実で好感の持てる構成になっていた。 ただ、多少回りくどい文章も相まって、内容はやや難解。 少なくとも哲学・哲学史についてある程度の知識や慣れが ないと読...
科学哲学関係二冊目。そのものずばりのタイトルのこの本は 章ごとにまとめや参考文献があり、練習問題や用語集まで 並べてあって実に誠実で好感の持てる構成になっていた。 ただ、多少回りくどい文章も相まって、内容はやや難解。 少なくとも哲学・哲学史についてある程度の知識や慣れが ないと読みこなすのは難しいかも知れない。入門書を何冊か 読んだ後でまとめ的に読むのが正しいかな。というわけで 何か順序が逆になってしまったが、次は入門書中の入門書、 とでも言えるような本に進みます(苦笑)。 この本を読んで、普段まったく気にしないほど盤石な印象を 持つ科学の基盤がぐらぐらと揺れ動く感覚を持った。自己や 世界が根底から揺さぶられる、それこそが「哲学する」と いうことかも知れない。
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読み終わってみると、科学哲学というのは実に試行錯誤の歴史だと思えてくる。 帰納的推論にはヒュームが「帰納の問題」を提起し、ポパーの反証主義では「根拠」を上手く扱えず、過少決定の問題はクーンのパラダイム理論から相対主義を生み出し、クワインから始まる自然主義に到っては哲学の特権を剥奪...
読み終わってみると、科学哲学というのは実に試行錯誤の歴史だと思えてくる。 帰納的推論にはヒュームが「帰納の問題」を提起し、ポパーの反証主義では「根拠」を上手く扱えず、過少決定の問題はクーンのパラダイム理論から相対主義を生み出し、クワインから始まる自然主義に到っては哲学の特権を剥奪する。 それぞれの理論が科学の重要な特徴を捉える一方で理論として完成しないという事は、科学の本質への人間の関与を示唆しているのかもしれない。 しかし「自然の斉一性」は実際のところ人が何となく採用している公理であろうし、更に言えば条件付け学習などにより生得的推論機構とさえ言えるものだろう。また異なるパラダイムの間の還元も実際に行われている訳で、そうした哲学上の問題を一旦置いておけば多分に有用な科学の理解が得られる様に思う。 それから「万有引力」の意で「重力」と言ったり、ゲーデルの不完全性定理の主張がかなり簡略化されて(端的に言えば誤って)いる点が気になる。 特に不完全性定理が「必然的真理は定義により真である」というテーゼを否定するというのは決して自明ではない様に思われる(抑々その不完全性定理は定義を基に証明されるのだ)。 あと話題が豊富なのは良いのだが、流れが章節と乖離気味なのも相俟って頭の中で構造化するのに少々骨が折れた。
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