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予測できた危機をなぜ防げなかったのか? 組織・リーダーが克服すべき3つの障壁
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予測できた危機をなぜ防げなかったのか? 組織・リーダーが克服すべき3つの障壁

マックス・H.ベイザーマン, マイケル・D.ワトキンス【著】, 奥村哲史【訳】

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予測できた危機をなぜ防げなかったのか? 組織・リーダーが克服すべき3つの障壁

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東洋経済新報社
発売年月日 2011/11/19
JAN 9784492502297

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商品レビュー

4

5件のお客様レビュー

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2012/07/02

エンロン事件や9.11など、アメリカの事例を取り上げながら、目の前にある危機に対応できない組織や人の分析を行っている。 事例が近年のものでありケースとして役立つほか、ゲーム理論や組織論、心理学など非常に多面的な見地から分析されている点が興味深い。

Posted by ブクログ

2012/04/15

10時間程度?で読了。 発生しうることが予測できる事象に対して、防げずにより大きな損害・損失を被ってしまうということを、9.11やエンロン事件、漁業での乱獲といった事例を基に記述。 危機の起こる要因を3つに分類し、将来を予測し、危機を免れるための方法を、3つに分けて解説されてい...

10時間程度?で読了。 発生しうることが予測できる事象に対して、防げずにより大きな損害・損失を被ってしまうということを、9.11やエンロン事件、漁業での乱獲といった事例を基に記述。 危機の起こる要因を3つに分類し、将来を予測し、危機を免れるための方法を、3つに分けて解説されている。 予兆があったにも関わらず危機を招いてしまう主な要因として、認知要因、組織的要因、政治的要因などが挙げられ、具体的には楽観的思想、リーダー独自の誤った判断、短期的利益の追求、体制の腐敗による情報欠如、といった事象が挙げられる。 そして、問題を「認識」し、対処方法の「優先順位」をつけ、資源を「動員」することで、予測できる危機の予防ができると本書で結論づけられる。 複数の事例に対して非常に綿密な検証の元に書かれており、単なる学術的な話ではなく、組織のリーダーから現場担当まで、幅広く使えるツールかと考える。 個人的には、ツールの具体的な使用方法までは記述がなく、参考文献頼りになっているように見受けられるため、体系的に考えるために、参考文献へも手を伸ばしていきたい。

Posted by ブクログ

2012/03/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 予想してもいない出来事が起こるとよく「想定外」、「サプライズ」という言葉が踊る。しかしよく検証すると、予想外の出来事ではなく未然に防ぐことが加納ではなかったのはないかと言うことを明らかにしているのが今回の本。  危機を防ぐ障壁のひとつの要因のひとつには「利権に群がるシロアリ」の存在が挙げられる。去年の福島原発で図らずも浮き彫りになった「原子力ムラ」。アメリカの大統領選挙を見ているとさまざまな団体が見返りを求めて献金をしている。「シロアリ」が群がっているワシントンDCか国連本部のあるニューヨークで「世界シロアリ会議」を開催したら、世界中からいろいろな団体の甘い汁を吸っているシロアリ様の御一行がやってくるのだろうとふと思った。  情報が多すぎて情報を仕分けて必要な情報を選ぶことが重要なのだなと思った。あのニューヨークのワールドトレードセンターを2機の飛行機で追突させた9.11で、情報をうまく活用できていれば未然に防げた可能性がある。また、あのエネルギー業界の大手エンロンが引き起こした会計操作にしても、監査役の会計法人アーサー・アンダーセンをはじめとする会計事務所が本来チェックするための存在であった。ところがコンサルティング業務が収益の柱になっているために監査役をしている会社に対して耳の痛いことを言いづらい状況になったことから、公平な会計法人のあり方に疑問符がついてもおかしくなかった。にもかかわらず、政治的な影響力でアメリカ議会で会計法人に有利になるような法案が成立した。  目の前にあっても見えないこともあれば、あえて見えないフリをしてやり過ごすこともある。人間の心理状況をどうすれば危機対応を適切に行なうことができるのか難しいところだ。ぶれない姿勢を身につけるにはどうすればよいのかと思う今日この頃だ。

Posted by ブクログ

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