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3.11 死に神に突き飛ばされる
定価 ¥1,320
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2011/11/19 |
JAN | 9784000230421 |
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3.11
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商品レビュー
3.7
10件のお客様レビュー
2012.4記。 3.11関連の書籍も速報・記録から「振り返り」に少しずつシフトしているように感じるが、そんな中現代思想ジャンルのこの人の著作を読んでみた。 副題はかなり穏当さに欠けるが、実際に読めばセンセーショナリズムとは無縁であり、こめられた意図は冒頭のほうで説明される。...
2012.4記。 3.11関連の書籍も速報・記録から「振り返り」に少しずつシフトしているように感じるが、そんな中現代思想ジャンルのこの人の著作を読んでみた。 副題はかなり穏当さに欠けるが、実際に読めばセンセーショナリズムとは無縁であり、こめられた意図は冒頭のほうで説明される。 圧巻なのは「祈念と国策」と題された書き下ろし論集。「アトムとゴジラ 祈念と怨念」と題する章で戦後を象徴する二つのアイコンに対話をさせる、という設定およびその内容には、賛否以前に色々考えさせられた。
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twitterで本人が告知していたので知った。 【要約】 ・「死に神に突き飛ばされる」とは、自分がその鎌の餌食になるのではなく、「お前に用はない、邪魔だからどけ」と言って突き飛ばされるというニュアンスだった。そして、死に神が向かうのは、もっと若く、幼い世代。 ・日本において原...
twitterで本人が告知していたので知った。 【要約】 ・「死に神に突き飛ばされる」とは、自分がその鎌の餌食になるのではなく、「お前に用はない、邪魔だからどけ」と言って突き飛ばされるというニュアンスだった。そして、死に神が向かうのは、もっと若く、幼い世代。 ・日本において原発の平和利用の前提であった「自前の技術開発」、「核燃料サイクルの放棄」。前者はアメリカの思惑があり、後者は「核抑止力」という観点から、いずれも達成できなかった。ここに「秘密主義」「隠蔽体質」が必然的に組み込まれることになった。
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本書を読むと、「原子力の平和利用」など、素人目にはもはや幻想であったとしか思えない。ただの言い換え、言葉のすり替えにすら見える。 原子力推進の裏には、経済問題がひとつなのは既知だろうが、もうひとつ、技術抑止と名づけられた、形を変えた核保有、核の軍事利用という国策が隠されているとい...
本書を読むと、「原子力の平和利用」など、素人目にはもはや幻想であったとしか思えない。ただの言い換え、言葉のすり替えにすら見える。 原子力推進の裏には、経済問題がひとつなのは既知だろうが、もうひとつ、技術抑止と名づけられた、形を変えた核保有、核の軍事利用という国策が隠されているという驚愕の事実。 原子力も核開発も政治も経済も、あいにく無知な一庶民としての感覚しか持ち合わせていないが、どう贔屓目に見ても今の状態はおかしい、それくらいのことは、この私にだってわかる。 この国はどうなる。どうする。 日本の原子力について、村上春樹の発言をいくつか取り上げており、その解釈がなかなか興味深い。 村上氏のエッセイは読んだことがないのだけど、読んでみようかな。
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