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3・11後の建築と社会デザイン 平凡社新書

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 平凡社 |
発売年月日 | 2011/11/17 |
JAN | 9784582856125 |


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3・11後の建築と社会デザイン
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商品レビュー
3.6
18件のお客様レビュー
近代日本人の居住観の問い直し。 ・一家族=一住宅システム。国家が住宅に責任を負わない ・仮住まいの輪:使用貸借契約 ・戦前は地方自治体がエネルギー政策を積極に行っていた。今も大分県は25.2%自給している。 ・建築家が建築費の数%もらうと支払いシステムはおかしい。知恵代にすべき...
近代日本人の居住観の問い直し。 ・一家族=一住宅システム。国家が住宅に責任を負わない ・仮住まいの輪:使用貸借契約 ・戦前は地方自治体がエネルギー政策を積極に行っていた。今も大分県は25.2%自給している。 ・建築家が建築費の数%もらうと支払いシステムはおかしい。知恵代にすべき。 ・自殺者3万人と震災死2万人を比べるとマスコミの扱いに差がある。柵を作った大学の話しも示唆的。カウンセラー云々は過剰評価だと思うが。 ・アイデンティティは他者との関係性の中にある。 ・地方も自給ができなくなっている。郊外スーパー化。
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東日本大震災後のパラダイムシフトについて、主に住宅という観点から有識者が語った本。シンポジウムの内容を書き起こしているために、対話形式となっており分かりやすい。 20世紀型の家族という最小単位を細分化していき消費を創造していった結果、単身世帯が最大多数という家族構成が主流となり...
東日本大震災後のパラダイムシフトについて、主に住宅という観点から有識者が語った本。シンポジウムの内容を書き起こしているために、対話形式となっており分かりやすい。 20世紀型の家族という最小単位を細分化していき消費を創造していった結果、単身世帯が最大多数という家族構成が主流となり、コミュニティは崩壊していった。そんな中で激甚災害が発生し、多くの日本人がコミュニティの在り方について疑問を持つようになっている。 従来のような地縁・血縁ではなく、ソーシャルメディアや趣味嗜好の合う仲間といったコミュニティが顕在化しているが、だからといってそれが災害時などの緊急事態に即応できる体制となっているかどうかは別問題である。 やはりその辺りはある程度公共が関与して、地域や職場といったクラスタでの仕組みづくりも必要であろう。一方で、日本の統治システムでは平常時には上に立つ人間ほど無能であるという意見ももっともであり、緊急時におけるリーダーシップの重要性が認識される体制づくりが急がれる。 とはいえ、消費ドリブンな都市生活者が多数派である今の時代において、大量生産大量消費社会からの脱却は被災地をはじめとした辺境から始まることは自明である。
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これが発刊されたのは昨年の11月。震災から8ヶ月後。私が読み終えたのが、16ヶ月後。本の中では今後の展望が語られ、ひいては日本の行く末がおぼろげながらも明示された。そして今現在、原発は再稼働されつつある。このトンネルはいつ抜けるのだろうか。。。
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