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魔法の泉への道
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | あすなろ書房 |
発売年月日 | 2011/11/16 |
JAN | 9784751522219 |
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魔法の泉への道
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商品レビュー
3.7
10件のお客様レビュー
2人の視点双方から一章ずつ語られていく物語。視点の一方のサルヴァは内戦中のスーダン南部の村に住む11歳の少年。あと数分で授業が終わり家に帰るという時、突然、校舎の外で銃声がし、先生が「逃げろ!」と叫んだ。村へは行かず反対方向へ茂みに隠れて逃げろと。 もう一方はナーヤという同じく1...
2人の視点双方から一章ずつ語られていく物語。視点の一方のサルヴァは内戦中のスーダン南部の村に住む11歳の少年。あと数分で授業が終わり家に帰るという時、突然、校舎の外で銃声がし、先生が「逃げろ!」と叫んだ。村へは行かず反対方向へ茂みに隠れて逃げろと。 もう一方はナーヤという同じく11歳でスーダン南部に住む少女。日に2回の水汲みで1歩きずくめの1日が終わる。7ヶ月間1日の休みもない。乾季には湖の近くにあるキャンプに移り住むが、そこでも5ヶ月間泥を掘ってじわじわと湧き出てくる泥水をすくう水汲みが続く。キャンプでは、ナーヤ達のヌアー族とディンカ族との衝突も度々あり、死者が出ることもあった。 サルヴァは歩き続け、難民となり成長していくが、時系列はナーヤと同じではない。最後に2人が出会う事をまるで想像できない状態で物語は進んでいくが、最後に全てがはっきりとわかる。 食べ物飲み水の不便さを抱えながらも懸命に生きる2人が戦争の無慈悲さをより一層際立たせているようで、平和な日本に住む子どもたちに、読んでほしい物語だった。 章の形が不慣れで戸惑うかもしれないが、文章は読みやすく、高学年に薦めたい。
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戦争に巻き込まれただけの人々。 その想像を絶する世界を想像する。 一方で、戦後も貧しい生活を続けている人々。 何も変わっていないという不毛さに、虚しくなる。 サルヴァがロスト・ボーイズになったからこそ、ナーヤの暮らしが変わったという、そんな皮肉なラストには、なんとも言えない気持...
戦争に巻き込まれただけの人々。 その想像を絶する世界を想像する。 一方で、戦後も貧しい生活を続けている人々。 何も変わっていないという不毛さに、虚しくなる。 サルヴァがロスト・ボーイズになったからこそ、ナーヤの暮らしが変わったという、そんな皮肉なラストには、なんとも言えない気持ちになる。 そこに、希望だけをみることはできない。
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実話を元にした物語で、主人公はNPO「スーダンに水を」の設立者。 スーダンの内戦に翻弄される少年と、水が不足しているために時に死者まで出る苦境の中で暮らす少女の物語。 戦争を経験したこともなく、水不足に悩んだこともない私には想像もつかない世界の話ですが、これらは確かに現実に起こ...
実話を元にした物語で、主人公はNPO「スーダンに水を」の設立者。 スーダンの内戦に翻弄される少年と、水が不足しているために時に死者まで出る苦境の中で暮らす少女の物語。 戦争を経験したこともなく、水不足に悩んだこともない私には想像もつかない世界の話ですが、これらは確かに現実に起こっていることなのだなと再認識です。
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